経理という仕事は働く会社の規模によって仕事内容が大きく変わる職業です。
↓ざっくり分けるとこの2つですね。
- 中小企業の経理
- 上場大手企業の経理
ひとくちに経理と言っても、
どういう規模の会社に入社するか?によって働き方や給料がかなり違ってくるので注意しておきましょう。
なお、日本の会社の97%は「中小企業」なので、
ほとんどの人は中小企業で働くことになりますね。
この記事では中小企業経理の仕事内容やお給料の実態について紹介します。
実体験ベースで良い部分も悪い部分も赤裸々に書いてますので参考にしてみてください。
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この記事の目次
中小企業経理の特徴とは?
中小企業の経理は、日常業務から決算業務まで幅広い業務をカバーすることが求められます。
中小企業経理の大変さは、少人数で幅広い業務をこなさなければならないことです。
中小企業の経理業務は激務ですが、キャリアパスとしては大手企業へのキャリアアップの可能性もあります。
経理におすすめの資格やキャリア形成も考えながら、中小企業の経理業務に取り組んでいきましょう。
日常業務から決算業務まで:中小企業経理の全体像
中小企業経理は幅広い業務をカバーするため、多くの経理担当者が「中小企業の経理は大変」と感じています。
中小企業経理の業務は、以下の通りです。
- 売上や仕入れの記録
- 給与計算
- 資金繰り管理
- 税務申告など
年度末には決算業務が加わり、財務諸表の作成や監査対応など繁忙な時期が訪れます。
中小企業経理の大変な点は業務量が多いことだけでなく、少人数で業務をこなさなければならないのです。
中小企業と大企業の経理業務の違い
中小企業と大企業の経理業務の違いは、規模や業務内容です。
中小企業と大企業の経理業務の違いを理解することで、それぞれの特性に合わせた効率的な業務遂行が可能となります。
中小企業経理が大変な理由や課題を把握し、適切な対策を講じることが重要ですよ。
中小企業の場合
中小企業では経理業務を少人数でこなさなければならないため、
1人あたりの業務量が多く、日常業務から決算業務まで幅広く対応する必要があります。
ITツールの導入や活用が進んでおらず、手作業での業務が主流です。
経理業務の繁忙期においても中小企業では人員不足が課題となることが多く、
その対策としてアウトソーシングを活用するケースが増えています。
大企業の場合
大企業では専門部署が設けられており、業務を分担して効率的に行われることが特徴です。
高度なITシステムを導入しており、業務の効率化が図られています。
人員を適切に配置して業務を遂行することが一般的です。
中小企業の経理はずさん?私が体験した仕事内容
今回は、従業員50人ほどの建設業の中小企業で経理として働く女性に転職の体験談をお聞きしました。
ぜひ参考にしてみてください。
体験談をお聞きした方のデータ
- お名前 :春木さくら
- 年齢 :38歳
- 在職年齢:32歳~6年間在職中
- 雇用契約:正社員(課長職)
- 年収 :400万円
- 会社規模:従業員50名程の中小企業(建設業)
私は、経理事務として従業員50名ほどの中小企業に勤務しています(役職は課長職です)
いわゆる建設業なのですが、男女比率が7:3と建設業にとっては珍しく女性が多い職場です。
女性は主に事務や営業に従事していて、男性は機械のオペレーターや運転手、作業員の方が大半です。
親方気質で、言い方がきつかったりしますが人情、仁義あふれる優しい人たちが多いですね。
公共事業を相手にしていますので、安定して仕事があります。
忙しい時には下請けに外注を出すときもありますし、元請けとして依頼されることもあります。
建設業というと汚くてきついイメージがありますが、みなさんが普段何気なく見ている道路や建物は建設作業員がきちんと仕事をした結果です。
安全安心を当たり前のように感じれるように私も経理事務として微力ながらお手伝いしています。
中小企業の経理をしていて「仕事がずさん」と感じることはありますか?
確かに、中小企業の経理は大手企業の経理と比べると「ずさん」と感じる部分も少なくありません。
中小企業の場合は仕事の難易度はそれほど高くなく、未経験者でも転職できる可能性があります。
特に、私が働いている建設業界の企業は、業界的にずさんな経理処理をしている企業も少なくないようです。
大手企業のように公認会計士の監査が入るようなことはありませんし、株主総会で「ものいう株主」から突っ込まれるようなことはないでしょう。
(なお、中小企業でも顧問税理士さんのチェックは毎月受けています)
しかし、中小企業というのは経理がずさんだとすぐに経営が傾いてしまうという特徴があります。
私自身は毎日緊張感を持って仕事をするようにしています。
中小企業の経理に緊張感が求められる理由
中小企業の経理担当者は、銀行にちゃんとお金があるか、従業員への支払いがきちんとできるかといったことに常に気を払わなくてはなりません。
ずさんな経理処理をしていると銀行の融資審査で不利な扱いをされてしまいますし、ずさんな申告書を税務署に出すと税務調査が来てしまいます。
建設業は決算の組方によって利益が大きく変わることもありますので、税務署ににらまれるようなことがないよう、ずさんな経理は禁物です。
中小企業の経理は経営者と非常に近い距離で仕事をしているのも特徴です。
経理としてキャリアを築きたい方は大手を目指す人が多いと思いますが、中小企業の経理もやりがいのある仕事だと私は思っています。
中小企業経理の仕事に向いている人はどんな人?
↓私の場合は建設業ですが、経理事務に向いている人の特徴は以下の3点だと思います。
1. 数字が好きな人
経理は常に数字を相手にしています。
いつも数字を見ていると少しの変化でも『なにか違う』と感じるようになってきます。
- 「単価がいつもと違う」
- 「売上の上がり方が不自然だ」
- 「経費こんなに使ったのか」
- 「推移表から日々の売上より、どれだけの純売上があったのか」
- 「月によって経費が違うのはなぜなのか」
などなど、ずさんな処理に対しては「嗅覚」のようなものが働くようになってくるのです。
まるで、数字と対話でもするように数字を扱うのは、経理独特の感覚ですね。
なお、経理ができるかどうかは「数学が苦手かどうか」はあまり関係ありません。
極端に言えば、足し算・引き算・掛け算・割り算がちゃんとできる人なら経理はできます。
勉強のできるできないより、数字への嫌悪感、苦手意識があるかどうかが大切です。
「数字は見るのも嫌、みていると頭が痛くなってくる」という方は厳しいと思いますが、普通の感覚で数字と向き合える人なら何の問題もありません。
2. ものごとを分析的に追及して考えるのが好きな人
上記でも説明しましたが、経理はちょっとしたことに疑問を抱くセンスが必要です。
なぜ経費が上がったのか、なんでいつもと数字の上がり方が違うのかなど、ずさんなまま放置すると、経営が傾いてしまう事態になることも珍しくないからです。
ずさんな状況を察知したら、その原因は何なのか、しっかりと追及しなくてはなりません。
原因がはっきりしないと間違った答えを出し、指針がずれて悪化してしまう恐れもあります。
見て見ぬふりをする人や「多少ずさんだけどこのくらいの答えでいいか」と考える人は経理には向いていないです。
もちろん、ある程度の知識で経理としては活躍しますが、経理の管理職などは務まらないと思います。
3. 思いやりがある人
意外かもしれませんが、経理という仕事には「思いやり」やコミュニケーション能力がとても重要です。
ここでいうコミュニケーション能力とは、「おしゃべりが上手い人」という意味ではありません。
思いやりを持って話せる人が良いコミュニケーションと考えています。
はっきりいって、経理とは嫌われる職業です(特に営業さんからは…)
「もう少し経費を抑えられませんか?本当にこの経費が必要なんですか?と追及されるのは誰でも嫌でしょう。
こういうときにも思いやりを持っていれば、怒らせるような事にはならないと感じています。
経理は売り上げを直接生み出す仕事ではないので、一緒に働く人たちとのやりとりには配慮が必要なのです。
中小企業経理の給料は不満?
私の現在の年収は400万円です。
今の給与体系は額面が30万で手取りが25万円ほど、ボーナスを合わせると年間で400万円ほどになります。
経理課課長という立場を任されていますが、他の業種の課長クラスだともっと多くもらっている人も正直いますね。
同じスキルを持っていても会社の規模や業種によって違うので不満はありますが、中小企業の建設業界では妥当な金額だと思っています。
↓また、経理としてキャリアアップしていくには、以下の3つのことが必要でしょう。
- 管理職になって複数のスタッフをまとめられる立場になること
- 大手企業でも対応できるよう高度な会計や税務の知識を身につけること
- 単なる経理事務だけでなく、財務データに基づく戦略提案などもできるようになること
やはり経理という仕事は大手ほど給料が高いです。
大手企業の課長クラス以上なら年収600万円〜が相場でしょう。
私ももっと経験を積んで、ゆくゆくはこうしたキャリアを目指すことも考えています。
会社の経営状況から、売上を上げるためには何をしたらよいのか、
費用が上がった原因はなんなのか、
経営戦略の視点を持ち会社全体の利益を上げるように的確な進言ができるようにもっと勉強していきたいですね。
建設業経理で持っていると有利な資格
建設業の経理では土木施工管理技士という資格があれば重宝されます。
他にも運行管理や、安全衛生管理士などの資格も建設業経理には重要ですね。
会社で何を求めているか把握し、経理関係以外の勉強もして付加価値を高めていくのが年収アップのポイントになると思います。
会社にとってなくてはならない存在になれば、自ずと給料も上がってくると考えています。
中小企業経理の働く時間や残業・休日出勤の有無
現在、正社員として9時から18時で勤務しています。
残業は、月末月氏の請求書、月次決算の処理、給料計算で追われた時に発生しますが、それでも月に10時間未満です。
残業分は30分単位で時間外手当が支給されています。
給与体系が月末締めの翌10日払いなので、処理をするためにゴールデンウイークやお正月に休日出勤をすることもあります。
休日出勤をすれば、もちろん給料が割り増しになりますが、急に子供が熱を出てお休みした時の振り替えとして休日出勤を選択する人も多いです。
中小企業の経理にはどうすれば転職できる?
まったくの経理実務未経験の方なら、まずは簿記の勉強をある程度してから、派遣社員としてスタートすることをおすすめします。
私はパートで始めましたが、派遣の方が時給がかなり高いです(時給1700円〜の求人もあります)
まずはパートや派遣として入って、半年ぐらいして正社員に切り替え、というパターンはとても多いです。
経理の正社員求人は実務経験者が基本になるので、未経験者がいきなり正社員を目指すのは難しい場合が多いです(不可能ではないと思いますが)
簿記3級から勉強スタート
私のケースですと、日商簿記2級が難しかったので3級から勉強をスタートしました。
また、当時は子供が小さかったので無理なくパートから入りました。
パートや派遣でも与えられた職務は責任を持って最後までやることが大切です。
期日よりも早く正確に書類を提出することを心がけていたので、信頼してもらえたのだと思っています。
子供の成長と共に正社員へなれたのでこの点は本当に良かったです。
中小企業経理に応募する場合、どうすれば面接時に好感が持たれる?
私は経理課長として面接官をさせて頂くことも多いです。
以下、「こんな方だと好印象だな」と思う人の特徴を紹介していきます。
↓経理として面接に行く際には、以下のようなポイントに気を配ってみてください。
1. 丁寧な履歴書
何人も面接をしていると適当に書いた履歴書と、一生懸命書いた履歴書はすぐに分かります。
特に自己PRは、一行しか書いてない人、よくあるものを真似して書いた人、とてもよく表れやすいです。
上記に対して、きちんと独自の自分を表し、丁寧に書かれた履歴書はとても好印象です。
2. 身だしなみ
調べればすぐに分かるのに、まだジーンズとスニーカーで面接に来る方が見えます。この時点でアウト。
経理はパートでもスーツで行くべきです。
また、ドアを開けた瞬間をよく見ます。
きちんと靴を揃える、挨拶をする、お辞儀をする、コートを脱いで入室する、一式できていると『おっ!』と思います。
3. ハキハキした受け答え
経理はコミュニケーションを大事にします。
売上の相談をしに所属長へ聞きに行き、この買い物は固定資産に回したくないと税理士と打ち合わせ。
さまざまな方との話し合いは避けて通れません。
下を向きながらボソボソと話す方は、『大丈夫かな?』という印象を受けてしまいます。
きちんと相手の目をみて、お話ししましょう。
4. SNSを見てきた
過去に、実際にSNSを見てきたという方がいらっしゃいました。
SNSでこういう所に感銘を受けて応募したと仰っていて、『見てくれてありがとう』という気持ちになりました。
とにかく経理がしたいという方は、なぜこの会社へ?と応募動機に迷っている方も多いのではないでしょうか。
そんな時、SNSを見るのをオススメします。
SNSでなくてもホームページだけでも見て行くと、面接時の受け答えの引き出しが増えると思います。
会社の事を調べて来てくれたんだなと関心します。
中小企業経理の仕事が楽しい、やりがいがあると感じる瞬間はどんなとき?
たくさんの方たちとコミュニケーションを取りながら、自分なりの経理としての意見を考えている時にやりがいをかんじています。
経理事務として働いていると、どうしてこの経費が必要だったのだろう?仕入れの原価率が上がったのはなぜだろう?と疑問になる事があります。
疑問を解消するには、従業員とのコミュニケーションを取り、常に正しい情報を掴むことが重要になってきます。
最近、ライバルの会社が値上げをしていたので売上が増えていったのですが、最終的な下請けの会社も値上げをしていたので、逆に利益が下がってしまったことがあります。
- 値上げを検討する場合、お客様にはどれだけ理解してもらえそうか
- 利益率をどのくらいまで上げなければならないか
- そのためには従業員にどの程度協力してもらえるのか
↑こういった件について所属長や従業員とコミュニケーションを取り、考えを精査して経営陣へ進言しました。
自分の考えを参考にしてもらえた時、こんな私でも役にたっているんだなと、とてもやりがいを感じます。
中小企業経理の仕事はここがつらい・しんどい…(実体験)
しんどいなと思う時は、コミュニケーションが上手くとれなかったときです。
例えば、業績が悪いときに「どうして利益が上がらないのか」という質問に答えづらい所属長もいます(聞き方を間違えると怒らせてしまうこともしばしばあります)
また、利益を上げるよう解決策を提案するときもありますが、これも言い方を間違えると「何様なんだ」と嫌われる羽目になってしまいます。
経理とは嫌われる役目でもあります。
上手くコミュニケーションが取れないと従業員から嫌われ、経営陣へも報告できないので八方塞がりになり退職を考えるようになっていく人も少なくありません。
そうならないように、話をするときは相手の立場にもなり、思いやりを持って接し、人と人とのつながりを大切にすることを心がけています。
中小企業の経理が直面する課題
中小企業の経理が直面する問題は以下の通りです。
- 幅広い業務を少人数でこなすこと
- ITツールの導入と活用の現状
- 経理業務の繁忙期における人員不足とその対策など
中小企業経理は大変な作業が多く、業務効率化が求められています。
幅広い業務を少人数でこなす大変さ
中小企業の経理業務は少人数で幅広い業務をこなさなければならず、その大変さが際立っています。
幅広い範囲をカバーしなければならないため、経理担当者は多岐にわたる業務に対応しなければなりません。
ITツールの導入や活用も欠かせず、人員不足や繁忙期に対処するための効果的な対策が求められます。
中小企業経理は、その激務からくる課題に直面しつつも効率化やキャリアパスを模索するチャンスも多いです。
中小企業経理は、その大変さと共に成長の機会を秘めていますよ。
ITツールの導入と活用の現状
中小企業経理においては、会計ソフトや経費精算ツールなどのITツールを活用することで業務効率化が図られます。
- データの自動集計や処理
- 経理作業の効率化など
ITツールの導入により、中小企業経理の大変さを軽減し経理部門の生産性向上に貢献することが期待されているのです。
経理業務の繁忙期:人員不足とその対策
経理業務のピーク時にはスタッフが追いつかないことが多く、業務の遅延やミスが発生する可能性が高まります。
このような状況を改善するためには、効果的な対策が必要です。
- 外部の専門家やアウトソーシングサービスを活用
- ITツールの活用
中小企業経理の繁忙期における人員不足は課題ですが、適切な対策を講じることで業務の円滑化が図れます。
外部の専門家やITツールの活用を通じて経理業務の繁忙期を乗り越え、組織の成長をサポートすることが重要です。
中小企業の経理業務の効率化
中小企業の経理業務は、特に繁忙期には人員不足が課題です。
ですが、中小企業会計要領の活用や経理業務のアウトソーシングは効率化を図るための重要な手段となっています。
これらの取り組みにより、中小企業の経理業務の効率化が進められていますよ。
中小企業会計要領とは?そのメリット
中小企業経理の効率化において、中小企業会計要領の活用が重要です。
この要領は中小企業向けに作られた経理のルールや手順が明記されており、正確で効率的な経理業務をサポートしています。
中小企業会計要領を適切に活用することで業務の遂行がスムーズになり、経理の精度や効率性が向上するでしょう。
中小企業経理は大変な作業が多いですが、適切な手法やツールを活用することで、効率的に業務を遂行することが可能ですよ。
ITツールの導入による業務効率化
人員が限られている中小企業の経理部門では、日々さまざまな業務をこなさなければなりません。
そこで、注目されているのがITツールの導入です。
ITツールを活用することで経理業務の効率化が図れるだけでなく、精度も向上します。
中小企業経理は大変な業務であるため、ITツールの導入による業務効率化は非常に重要ですよ。
アウトソーシングの活用:メリットと注意点
ITツールの導入や人員不足などの課題に直面している中小企業の経理業務は、
アウトソーシングを活用することで効率化が図れる可能性があります。
専門的な業務を外部の専門家に委託することで、経理業務の品質向上や業務の効率化が期待できるでしょう。
外部の専門家が担当することで、内部の経理担当者は本来の業務に集中しやすくなるメリットもあります。
アウトソーシングを活用する際の注意点
アウトソーシングを活用する際には慎重な選定と契約が必要です。
- 外部委託先の信頼性
- セキュリティ面のリスク
- コスト面の検討など
アウトソーシングに過度に依存することで、経理業務の内部知識が希薄化するリスクもあるため、バランスを保つことが重要となります。
メリットと注意点をしっかりと把握して適切な判断を行いましょう。
中小企業の経理におけるキャリアパス
中小企業の経理におけるキャリアパスは、多くの魅力と可能性を秘めています。
中小企業で経理として働くメリットは、以下の通りです。
- 幅広い業務を経験できること
- 経営者と直接やり取りする機会が多いこと
- 大手企業へのキャリアアップの可能性
中小企業での経理経験は、大手企業でも高く評価されることがあります。
中小企業の経理は大変な業務ですが、その中には多くの成長とチャンスがありますよ。
自己啓発を怠らず、積極的にキャリアアップを目指すことで、より充実したキャリアパスを築くことができるでしょう。
中小企業で経理として働くメリット
中小企業で経理として働くメリットは、大手企業と比べても魅力的な点があります。
- 幅広い業務を経験するチャンスがある
- 自らのアイデアや提案が反映されやすい環境がある
- チームワークを高めることができる
日常業務から決算業務まで幅広く関わることで、経験を積むことができます。
そのため、自己成長やスキルアップの機会が豊富です。
中小企業での経理業務は大変な一面もありますが、その中には多くの成長機会ややりがいを見出すことができるでしょう。
大手企業へのキャリアアップの可能性
中小企業で培った経験やスキルを活かして、大手企業でのキャリアアップを目指すこともできます。
中小企業経理の大変さにもチャンスが潜んでいることを忘れずに、自身のキャリアを築いていきましょう。
経理におすすめの資格とキャリア形成
経理におすすめの資格としては、以下の通りです。
- 日商簿記
- 税理士
- 公認会計士など
これらの資格を取得することで経理業務におけるスキルや知識を高めることができ、キャリア形成にもつながります。
中小企業経理の大変さを乗り越えるためには、専門性の高い資格取得やキャリア形成が重要ですよ。
まとめ
中小企業の経理は、幅広い業務を少人数でこなさなければならないので激務です。
ITツールの導入やアウトソーシングの活用など効率化の取り組みが必要とされています。
経理業務の繁忙期には人員不足が課題となりますが、キャリアパスとしては大手企業へのキャリアアップの可能性もあるでしょう。
中小企業の経理は大変ながらも、キャリアチャンスも多いポジションですよ。
ブラックな働き方をしたくない経理が絶対に知っておくべきこと
すでに経理として働いている人も、これから働く人も、
ブラックでしんどい働き方をしたくないなら、
入社する企業選びにはこだわってください。
経理は会社の大きさや業界によって働き方がまったく違う職種です。
どんなに優秀な人でも入社する企業をまちがえてしまうと、
低年収でブラックな働き方になってしまうので注意が必要です。
特に経理未経験の人は、
最初の1社目でどういう仕事の経験をするか?によって、
その後のキャリアに大きな影響が出るので注意してください。
「先輩の背中を見ながら仕事を覚えろ!」
みたいな昭和体質な会社に入ると最悪です。
ろくな教育もなくいきなり現場に放り込まれ、
訳もわからない状態で疲弊していく経理未経験者はものすごく多いです。
経理の給料はこうやって決まる
↓同じ経理でも、残念ながら以下の2種類の人に別れてしまいます。
- 入社当初から年収高めで働ける人と、
- いつまで経っても低年収…で苦しんでいる人
これは経験者・未経験者問わずです。
未経験者なら能力的にはみんな同じスタートのはずなのに、
なぜこんなふうに差がついてしまうのでしょうか?
理由は経理という職種の特徴にあります。
↓経理のお給料ってこれでほぼ決まります。
- 利益をちゃんと出している会社で働いているか?
- 利益を社員に還元する社風があるか?
- 社内でキャリアアップしていく仕組みが整っているか?
経理は営業マンのように個人の成績で給料が決まる職種ではありません。
経理の給料は「自分の会社がもうかっている会社か?」でほぼ決まることを知っておいてください。
あなたが入社する会社がまったく利益の出てない衰退斜陽産業だったり、
社長が利益をすべて自分のものにしているワンマン体質な会社であったりしたら、
あなたがどれだけ優秀な人であったとしても、
低年収でしんどい働き方になってしまうんです。
若くてやる気もあって優秀なのに、
なぜか給料がめっちゃ安い…
みたいな働き方をしている経理ってものすごく多いです。
同じ働くならお給料は高いにこしたことはないですよね。
なお、大手企業に入社すればOK!というわけではないので注意してください。
大手勤務でも安月給で酷使されている経理なんていくらでもいますからね…。
経理は営業マンみたいに「個人のノルマや営業成績」で給料が決まる職種ではありません。
あらかじめ担当範囲が決められた仕事を、
期限までにしっかりとこなすことが重要な仕事です。
「今月は営業ノルマ達成したからボーナスが出る」
みたいな働き方ではないんですね。
同じ未経験入社でもこんなにお給料が違う…
具体例として、
実際に募集されている経理求人を見てみましょう。
↓例えばこの2つはどちらも未経験者向けの求人ですが、
入社時の給料の額がまったく違います。
↑2つ目の低年収でしんどそうな求人…に、
あえて好んで応募する人はまずいないと思います。
経理は実務経験がとても重要視される仕事なので、
当然ながら未経験者はみんなゼロからの評価スタートになります。
ですが、同じ未経験者でも「入社する会社の体質」によって、
お給料の金額がまったく違ってくるのが現実です。
くりかえしになりますが、
経理の給料は入社する会社の良し悪しでほぼ決まります。
やる気もスキルもあるのに「転職活動のときに選ぶ会社をまちがえたこと」が原因で、ブラックな働き方になってしまうケースは本当に多いんです。
↑これ、めちゃくちゃ損なので注意してください。
ブラック企業で働く経理はこんなに悲惨…
あなたがどんなに優秀でやる気のある人だったとしても、
入社する会社がブラックだと悲惨な働き方になってしまいます。
↓例えばこんな感じですね…。
- 低年収なのに長時間労働を強制される…。
- ろくな新人教育もなくいきなり現場に放り込まれ、教わっていないことでミスして罵倒される…。
- 頑張ってるのに仕事を評価されず「経理は売上に貢献しない部署だからお荷物」みたいな扱いをされる。
- 決算前など繁忙期は日付が変わるまでサービス残業…。
実は私自身も経験があるんですが、
ブラック企業に搾取されたくない人は、
入社する会社選びには絶対にこだわるようにしてください。
↑これは未経験者も実務経験者もまったく同じですので、
くれぐれも注意してくださいね。
ホワイトな経理求人はこういうところで探すべし
ブラックでしんどい働き方を絶対にしたくない人は、
求人を探す場所を間違えないことが大切です。
ハローワークとかはブラック求人も多いんで避けてください。
経理は一種の専門職なので、
リクナビなどの「一般向けの転職サイト」も避けた方が良いですね。
↓具体的には、こちらのような
経理専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。
\ ホワイトな経理求人多数あり!/
↑転職サイトは完全無料で使えます。
無料アカウント登録で条件をしぼりこんで求人検索をかけられますよ。
年収額や未経験簿記資格なしOK・残業なしなど、
希望する条件に合った求人だけを検索できるのでとても便利です。
今すぐは転職する気がない人もやっとかないと後で後悔すること
今すぐは転職する気がない人も、
転職サイトへの無料登録だけは早めにやっておいた方が良いです。
なぜかというと、日常のストレスや疲れが限界までたまってくると、
転職サイトに登録するというかんたんな作業すらやる気なくなるんですね(実体験談)
そうなるとさらに今の職場への依存度が高まって、
「この仕事やめたいのにやめられない…。出口がない…」
みたいな精神状態になりがちなんです。
私も経験あるんですがこれめっちゃつらいですよ。
転職サイトで無料アカウントを作って、
年収や残業有無などの希望条件を入力しておくと、
自分にマッチする求人が出るたびに自動通知してもらえます。
気になった求人がきたらブックマーク保存しておきましょう。
↑日常的にこれやっとくだけでも、
「どうしても今の状況がつらくなったら転職もある」
という選択肢を持つことができます。
ホワイト求人に出会えるかどうかってそのときどきの運もありますから、
日常的に情報が自動でスマホに入ってくるようにしておくことが大切です。
忙しくて今すぐは転職活動できない人も、
無料登録だけはやっておきましょう。
↓1分でできる作業ですよ。
最後の最後にお伝えしたいこと
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここまで時間をかけて読んでくれたあなたに、
↓どうしてもお伝えしたいことがあります。
それは、経理という職種は「どういう会社で働くか?」によって、
お給料や仕事のしんどさに大きな違いが生じてしまうことです。
ノルマ達成率で評価される営業マンなどとは違って、
経理は「個人のパフォーマンス」が評価されにくい仕事です。
(逆にいうと、個人成績でプレッシャーをかけられることも少ない仕事です)
↓必然的に、経理のお給料は以下のようなことで決まることになります。
- 所属する会社が儲かっている会社か?利益を出せている会社か?
- 出した利益をちゃんと社員に分配している会社か?
- 仕事量が増えてきたら、きちんと人材確保に投資する会社か?
あなたがどんなに優秀で、やる気のある人だったとしても、
経理という職種をちゃんと評価する気がない愚かなワンマン社長が経営している会社や、
業績の悪く将来性もない斜陽産業の会社に入ってしまうと、
どんなにがんばっても安月給でブラックなしんどい働き方になってしまうんです。
入社の時点、というか転職活動の時点で、
経理のお給料や働き方は差がついてしまうということですね。
入社後にどれだけ交渉したとしても、
お給料を大幅に上げてもらうことは難しいので注意して下さい。
経理は上でも見たように「個人のパフォーマンスが評価されにくい職種」だからです。
ブラック企業みたいな会社にまちがえて入社しないようにするには?
このブログの中では、すでにくりかえしお伝えしていることかと思いますが、
ブラック企業にまちがえて入社したくない人は、
「求人を探す場所」をまちがえないようにすることが大切です。
経理は「どういう会社に入社するか?」によって、
給料や仕事内容がガラッと変わる職種です。
逆に言えば、いま現在の実務経験やスキルに自信がない人であっても、
ホワイトな求人を上手に見つけて入社することさえできれば、
年収で同年代のライバルに差をつけられるということでもありますね。
世の中にはこの「2種類の経理」がいる
リアルな話ですが、世の中には以下の2種類の働き方をしている経理がいます。
↓あなたは、今から5年後にどちらの経理になっていたいでしょうか。
- ホワイト企業で快適に働く経理
未経験ならしっかりとした新人研修をしてもらい、
ある程度仕事に自信が持てるようになってから現場に入る。
相場と比較して高めの年収で働き、
将来の幹部候補としてまわりから期待され受け入れられながら楽しく働く環境 - ブラックでしんどい働き方をする経理…
わけもわからない状態でいきなり現場に放り込まれ、
先輩にお荷物扱いされながら仕事をイヤイヤ覚え、
ようやく慣れてきても給料が恥ずかしいぐらい安くて同窓会にも出られない…。
↑私はこの2つの働き方の両方を実際に経験しました。
今でこそ比較的ホワイトな職場で働けてますが、
最初はブラックで地獄のような働き方だったんです。
(ブラックな会社は1年ぐらい働いてスパッと辞めました)
注意してほしいのはブラック時代の私と、
ホワイトに転職してからの私とで、
能力はたいして変化していないことです。
(1年程度でスキルが身につくほど経理の仕事は甘くないですからね)
違いは「入社した会社がブラックだったか、ホワイトだったか」の違いだけです。
そして、探す場所さえまちがえなければ、
未経験でも応募できるホワイトな経理求人はたくさん見つかるんです。
転職活動のときに情報を探す場所をまちがえてしまった人は、
入社5年以上のベテランになっても、
ブラックな働き方をさせられてしまうケースもあります。
(私は最初ハロワとか、リクナビとかを使って求人を探して応募したので、結果的にブラックに入ってしまいました)
どうせ働くならホワイト企業でしっかりと新人からスタートし、
相場より高い年収を稼ぎながら経理として着実にキャリアアップしましょう。
求人を探す場所をまちがえない(経理専門の転職サイトで情報リサーチする)
↑というたった1つのポイントさえ外さなければ、
まちがえてブラック企業に応募するリスクはほぼゼロにできますよ。
転職活動で「結局いちばん重要なこと」はこれ
転職活動でもっとも重要なのは、情報の探し方(求人を探す場所)です。
ブラックな経理になりたくない人は、
絶対に経理専門の転職サイトで求人を探すようにしてください。
なお、転職サイトはお金とられるとかありえませんし、
スマホで3分あれば終わる簡単な作業です。
気に入らなければいつでも解除できて、
求人の自動メール通知すら来なくなるので、
リスクなんて何もないです。
ただ、それがわかっていても、
↓残念ながらこの2種類の行動パターンをとる人に分かれてしまうんですよね。
- とりあえず今すぐ登録作業だけでも済ませておく人
- なんだかんだ理由をつけて結局なにも行動しない人
↑お気づきの方も多いかと思いますが、
これって転職活動も普段の生活も同じです。
絶対にやった方がプラスになる、
メリットしかないのはわかっているのになぜか行動できない人…。
↑あなたのまわりにも、こういう人っていませんか??
正直、以前の私もまさにこれでした。
(本来、私はものすごくクズな人間なんです)
でも、現実にブラック企業からホワイト企業に転職して、
「世の中にはちょっとした行動を起こすだけで結果に大きな差が出ることがある」を実感してからは、
行動しないことのデメリットがデカすぎるように感じるようになりました。
転職サイトの登録なんて、誰でもできるちょっとしたことです。
でもこういう「地味なわりに重要な作業」を今すぐやれる人とやれない人とでは大きな差が出るんです。
↑これをやっておくだけで、
マッチするホワイト求人がでるたびにスマホに自動通知してもらえます。
良さげな求人が出たらブックマークして保存しておいてください。
日常的にスマホに届く求人情報を見るクセをつけるだけで、
「いざとなったときの転職」という選択肢を確保できます。
今の仕事がどうしても辛くなったら転職もあるという気持ちで普段の仕事をこなせますし、
いざ転職が必要となったときに、
応募するホワイト求人の選択肢を手元にたくさん持った状態でスタートできるので、ライバルに大きな差をつけられますよ。
せっかく経理という魅力的な職業を見つけたのですから、
ホワイト企業でしっかりお給料を稼ぎ、
やりがいを感じながら楽しく働きましょう。
↓今すぐは転職活動できない人も、
初めは情報リサーチからスタートです。