- 経理の仕事が楽しいと感じるのはどんなとき?
- 経理の仕事の魅力は?
- 向いてる人の性格的な特徴って?
この記事では、経理の仕事をしていて「楽しい」と感じる瞬間について紹介します。
経理は性格的に向き不向きのある仕事だとは思いますが、
向いている人にはとても楽しくやれる仕事なのはまちがいないですよ。
これから未経験で経理への転職を目指す人や、
いま経理の仕事をしているけどなかなか楽しいと感じられない…
という新人層の方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
この記事を書いた人
上場企業の経理職として8年間勤務後、ワークライフバランスを求めて外資企業の経理に転職。
係長として経理の現場仕事/新人さん教育などをやってます。
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この記事の目次
経理の仕事が楽しい!と感じる場面5個
私が実際に経理の仕事をしていて、
↓楽しい!と感じる瞬間としては以下のような場面があります。
1. 数字パズルを解くような楽しさがある
経理の仕事には、パズルを解くような楽しさがあります。
複式簿記は慣れない人にとっては複雑な仕組みですが、
それにとらわれてしまうと面白さを見逃してしまいます。
仕訳を切ってみて、数字が合わなかったら仕訳の金額を変えて、
試算表でどの数字が動くかを確かめてみてください。
たとえば貸借で1万円ずつ動かしてみると、
必ず二つの勘定科目の残高が1万円ずつ動いているはずです。
初めは仕組みが分からなくても、
色々と試してみることでだんだんその仕組みが分かってきますので、
パズルのように楽しめるはずです。
また、月次の推移を見ることで異常値を探し出すのも経理の仕事のひとつですが、
これも謎解きをするような感覚で楽しめます。
単に仕事として捉えるのではなく、こういった身近なものに置き換えてみると、
より経理の仕事に興味を持てることでしょう。
2. 会社の「やばい情報」をいろいろ知る部署
経理部は、会社のお金の動きやそれに付随する情報がすべて分かってしまう部門です。
どこからいくらお金が入ってくるか、
どこに支払っているかという営業に関わることはもちろん、
役員や従業員がどのようにお金を使っているかまで全て分かってしまいます。
接待交際でどんなところで食事をしているか、
役員にいくら報酬を支払っているのか、
社用車という名目でどんな車に乗っているのか…
こんな情報まですべて経理部では見えてしまいます。
もちろん、こういった情報は守秘義務があるため他人に話してはいけませんが、
通常は知ることのできない情報まで知れてしまうのが経理の楽しみでもあります。
3. 管理職になれば会社の経営にもタッチできる
経理は会社のお金の動きを記録するのが主な仕事ですが、
出来上がった資料から将来を予測するのも重要な仕事です。
たとえば売上が右肩上がりで推移しているのであれば新たな事業を始められる、
不採算部門にテコ入れをする必要がある、
といった情報を数字の面で表すことができます。
このような情報を資料としてまとめて経営層に提供、
場合によっては提案することも可能です。
ある意味会社の経営にもタッチできる重要なポジションになるため、
経営者の右腕として活躍することも可能なのが経理としての楽しさです。
4. すべての会社で必要とされる職種なのでつぶしがきく
経理はどの会社にも必ずある部門のため、
いざ転職となった時でもつぶしがきくのが経理の良いところです。
しかも経理は経験値がものを言うため、
転職市場では価値を発揮できるチャンスが広くあります。
たとえば大手企業で実務経験を積み、
係長などのリーダークラスまで昇進していれば、
若くして中小企業の課長以上の待遇で転職することも可能です。
大手だと決算業務がきついけれども、
中小企業の管理職は比較的時間に忙殺されない可能性が高いので、
プライベートと収入を両立したい人にはおすすめのキャリアプランですね。
また中小企業で決算までの実務経験を一通り積んでいれば、
経験者として一部上場企業や大手製造業の経理に転職することも可能です。
>>経理の実際の求人で年収を見てみる(未経験OKの求人も多数あり)
一部上場企業では平社員でも年収450万円ほど、
管理職になれば年収800万円以上ということも夢ではありません。
今後将来的に収入を上げたいのであれば、
大手を目指すようにしましょう。
私が見てきた一部上場企業の経理部長は、
年収1千万円を超える人がざらにいます。
5.「会社の数字」が読めるようになると人生変わる
経理は毎日が勉強ですが、その分自己成長を感じられるのが楽しいところです。
月次決算や本決算に慣れてくると、
だんだん財務諸表が読めるようになります。
そうすると自社だけではなく、
公開されている上場企業の財務諸表なども読めるようになります。
株式投資を行うときは、財務諸表を将来の会社の成長性などを判断するための材料にする必要もあります。
投資に興味のある人は、経理の勉強もしてみると良いでしょう。
また、経理で年末調整をやったことのある人は、
税金や社会保険の知識もついてきているはずです。
この知識は自分自身の節税など、
総合的にマネーリテラシーを身につけることができるため、
お金の知識がつくことも経理の楽しみのひとつです。
経理の仕事で喜びを感じる瞬間
経理の仕事で喜びを感じる瞬間はどのような時なのか、知りたいという方も多いでしょう。
経理の仕事で感じる喜びの瞬間を知れば、経理の仕事の魅力が見えてきますよ。
- 新しいスキルや知識を身につけたとき
- 他部署や上司から感謝されたとき
経理の仕事で感じる喜びの瞬間を紹介していきますね。
新しいスキルや知識を身につけたとき
新しいスキルや知識を身につけたとき、経理の仕事が楽しいと感じられます。
経理の世界は数字やデータを扱うことが多いため、正確性や論理的思考が必要です。
その中で自分のスキルや知識が向上し、問題解決能力が高まると、
仕事がより楽しく感じられるでしょう。
新しいスキルや知識を取り入れれば、経理仕事に対するアプローチや視点が変わり、
より充実した業務ができますよ。
経理の世界は広く深いため、常に学び続ける姿勢が重要です。
新しいスキルや知識を身につければ、経理の仕事がさらに楽しくなるでしょう。
他部署や上司から感謝されたとき
経理の仕事は、数字やデータを扱うことが多いため、
他部署や上司から感謝されることは少ないかもしれません。
しかし、正確な数字やデータを提供することで、
組織全体の運営に貢献しています。
経理の仕事が楽しいと感じるポイントは、数字のバランスを取りながら組織の成長や安定に貢献できることでしょう。
他部署や上司から感謝されたときは、自分の仕事が評価された証拠です。
経理の仕事は地味な印象があるかもしれませんが、その裏には組織を支える重要な役割があります。
3. 経理の仕事が「経営に与える影響」を実感した時
経理が経営に与える影響は非常に大きいです。
経理部門が正確かつ効率的に業務を遂行すれば、経営陣は適切な意思決定ができるでしょう。
経理の数字は、会社の健全性や成長性を示す重要な指標となります。
また、経理がしっかりとしたデータを提供すれば、
経営者は将来の戦略策定やリスク管理をすることが可能です。
経理が経営に与える影響は決して小さくありません。
経理職として実務経験を積むキャリア上のメリット
経理職には、経理職ならではのメリットが多くありますよ。
経理職のメリットを知れば、経理の仕事にますます興味が持てるでしょう。
- 会社の動きを把握できる
- 自己成長を実感できる
- 海外でのキャリアも視野に
- 知識が増えることで頼りにされる存在に
経理職のメリットと評判を解説していきますね。
会社の動きを把握できる
経理部門は、収支や予算などの数字を通じて会社の健全性を把握し、
経営陣に的確な情報を提供します。
経理の仕事を通じて、会社の成長や課題を把握し、
経営に貢献することが可能です。
自己成長を実感できる
経理の仕事は、数字やデータを扱うことが多く、
正確性が求められる仕事です。
しかし、その中でも自分の成長を実感できることがあります。
例えば、新しい会計ソフトウェアを学ぶことでスキルアップが図れたり、
複雑な帳簿を正確につけられたときに達成感を感じることが可能です。
自己成長を実感できる瞬間が、経理の仕事を楽しくさせてくれますよ。
経理の仕事は地道な作業が多くあります。
しかし、その中で自分の成長を感じられれば仕事のやりがいにつながります。
海外でのキャリアも視野に
海外でのキャリアも視野に入れると、さらに幅広い経験やスキルを身につけられます。
海外で働けば、異なるビジネス文化や経理の仕組みを学ぶことが可能です。
また、外国語を使う機会も増えるため、語学力も向上します。
海外でのキャリアを考える際には、自分の経験やスキルを活かし、
新たな挑戦に積極的に取り組むことが大切です。
経理の仕事を通じて、世界中で活躍するチャンスを掴んでくださいね。
知識が増えることで頼りにされる存在に
経理の知識が増えれば、問題に対処する能力も向上し、
周囲から頼りにされる存在になれるでしょう。
知識を増やせば、仕事の質も向上し、
自信を持って業務に取り組めますよ。
経理の仕事が楽しくなると同時に、周囲からの信頼も得られ、
より重要な存在として認められるでしょう。
経理に向いてる人の特徴は?求められる人物像
経理への転職を考えている方の中には、経理に求められる人物像がどのようなものか知りたいという方もいるでしょう。
経理に求められる人物像を知れば、自身が経理の仕事に向いているのかがわかりますよ。
- 努力家で数字に強い
- 細かい作業が得意
経理に求められる人物像を紹介していきますね。
努力家で数字に強い
経理の仕事には、数字に強い力と努力家の精神が必要です。
経理業務では、正確な数字を取り扱いながら、
企業の財務状況を把握し、経営に貢献する重要な役割を果たします。
そのため、数字に強いだけでなく、
努力を惜しまず、粘り強く業務に取り組むことが求められますよ。
経理の仕事は単なる数字の入力作業ではなく、企業の成長や安定に貢献するやりがいのある仕事です。
経理の仕事が楽しいと感じられるのは、自身の努力と数字に対する強い興味や関心があるからこそでしょう。
細かい作業が得意
経理の仕事は、細かい作業が得意な方にとっては楽しい仕事の一つです。
日々の取引の記録や帳簿の管理、経費の精算など、
細かな作業を通じて会社の財務状況を把握し、経営に貢献できます。
数字やデータに正確性が求められるため、コツコツと作業を進めることが重要です。
また、経理の仕事は他部署との連携も欠かせず、
円滑なコミュニケーション能力も求められますよ。
経理職に必要なスキルセット
経理職に必要なスキルセットにはどのようなものがあるのでしょうか。
経理職に必要なスキルセットを知り、経理の仕事がより楽しくなるようにしましょう。
- 簿記や会計の基礎知識
- 経営者目線での全体把握
- 忍耐力と数値分析能力
- コミュニケーション能力
経理職に必要なスキルセットを紹介していきます。
簿記や会計の基礎知識
簿記や会計の基礎知識を学ぶことは、経理の仕事を楽しむための重要なステップです。
簿記は、会社の財務状況を正確に把握するための基本的なツールです。
収支や資産、負債などの情報を記録し、
経営判断の基礎となるデータを提供します。
会計は、簿記の情報をもとに、
企業の財務状況を分析し、報告書を作成する重要な役割です。
経理の仕事は、正確な情報を提供することで会社の成長に貢献できるやりがいのある仕事です。
経理の仕事を通じて、会社の財務状況を理解し、
経営に貢献する喜びを感じられるでしょう。
経営者目線での全体把握
経営者目線での全体把握は、経理の仕事を楽しむための重要な要素です。
経理業務は会社の財務状況を管理し、将来の事業計画や戦略に活かすための重要な情報を提供します。
経営者が経理部門を理解し、適切なサポートをすれば、
会社全体の成長や発展に貢献することが可能です。
経理の仕事を楽しむためには、経営者目線での全体把握が欠かせません。
忍耐力と数値分析能力
経理の仕事は、忍耐力と数値分析能力が求められる仕事です。
経理の仕事は、日々の取引や帳簿管理など、
細かい数字を扱うことが多くミスが許されません。
そのため、忍耐力が必要とされるのです。
また、数値分析能力も重要で、
数字を読み解き、適切な判断をする能力が求められます。
経理の仕事を通じて、数字の裏に隠されたストーリーを読み取れると、
仕事がより楽しく感じられるでしょう。
経理の仕事は、忍耐力と数値分析能力を鍛えられるやりがいのある仕事です。
コミュニケーション能力
経理部門では、他の部署や上司、
同僚と円滑にコミュニケーションを取りながら業務を進めることが必要です。
例えば、予算や決算に関する情報を的確に伝えるためには、
相手の立場に立って考え、適切な言葉で説明することが重要になります。
また、チームでの業務を円滑に進めるためにも、
コミュニケーション能力は欠かせません。
経理の仕事は正確性が求められますが、それだけでなく、
コミュニケーション能力を磨くことで仕事の効率性や楽しさを高められますよ。
経理の仕事が楽しいと感じるためにも、コミュニケーション能力の向上は欠かせません。
経理のキャリアパスと未経験者へのアドバイス
経理のキャリアパスをどのように歩んでいけばよいのか悩まれる方も少なくありません。
経理のキャリアパスや転職方法を知れば、自身がこれからどのように行動していけばよいかが見えてきますよ。
- 経理職のキャリアパス
- 経理未経験からの転職方法
経理職のキャリアパスや経理未経験からの転職方法を解説していきますね。
経理職のキャリアパス
経理職のキャリアパスは、経理の仕事を楽しむための重要な要素です。
経理職の道は、経理の基礎知識を身につけた後、
会計士や税理士の資格取得を目指すことが一般的でしょう。
さらに、経理マネージャーや財務部長などの管理職に昇進することもできます。
経理職のキャリアパスを歩む中で、自己成長やスキルアップを目指すことが大切です。
経理の仕事を通じて、会社の経営に貢献し自身のキャリアを築けます。
経理未経験からの転職方法
経理未経験からの転職方法を考える際、まずは経理の仕事がどのようなものかを理解することが重要です。
経理の仕事は数字を扱う仕事であり、正確性や細かな注意が求められます。
未経験からの転職でも、簿記や会計の基礎知識を身につけることが大切です。
また、実務経験を積むためには、
簿記検定の取得や経理の資格取得を目指すことも一つの方法です。
さらに、インターンシップや派遣社員として経理部門で働くことで、
実務経験を積めます。
経理未経験からの転職は可能ですが、基礎知識や実務経験を積むことが不可欠です。
経理の仕事が楽しいと感じられるように、自分に合ったキャリアパスを見つけて転職活動を進めていきましょう。
経理業務を効率化する最新ツール
経理業務を効率化する最新ツールには、さまざまなものがあります。
経理業務を効率化する最新ツールを知れば、仕事をスムーズに進められますよ。
- 電子帳簿保存法対応システム
- インボイス制度対応のポイント
- 請求書処理の効率化アイデア
経理業務を効率化する最新ツールを順に紹介していきますね。
電子帳簿保存法対応システム
電子帳簿保存法対応システムには、経理業務を効率化し、
楽しくする機能がたくさんありますよ。
例えば、自動化されたデータ入力や集計機能、
複数の帳簿を一元管理する機能などがあります。
さらに、データの整合性を確保するためのチェック機能や、
データのバックアップ機能も充実していますよ。
これらの機能を活用すれば、経理業務の効率が向上し、
楽しさも増すでしょう。
経理の仕事をより効率的に、そして楽しくしたい方には、
電子帳簿保存法対応システムの導入がおすすめです。
インボイス制度対応のポイント
インボイス制度に関するポイントを理解することは、経理業務を円滑に進めるために非常に重要です。
インボイス制度は、取引先との間で正確な請求書をやり取りすることで、
支払いのスムーズな処理を可能にします。
この制度に対応するためには、まず正確な請求書の作成が不可欠です。
請求書には、取引内容や金額、
支払い条件などが明記されている必要があります。
さらに、請求書の発行や管理を効率的に行うためには、
専用のソフトウェアを活用することもおすすめです。
また、インボイス制度に関する法律や規制にも精通しておくことが重要ですよ。
経理業務を楽しむためには、インボイス制度についての知識をしっかりと身につけ、
適切に対応することが不可欠です。
請求書処理の効率化アイデア
請求書処理の効率化アイデアを実践すれば、経理業務が楽しくなること間違いありません。
まずは、デジタル化を進めることが重要です。
クラウドベースの請求書管理システムを導入すれば、書類の紛失や手作業の手間を大幅に削減できます。
さらに、自動化機能を活用して支払い期日の管理や請求書の作成を効率化しましょう。
定型的な業務はシステムに任せれば、経理担当者はより戦略的な業務に集中できます。
効率的な請求書処理は、経理部門の生産性向上につながりますよ。
経理業務をよりスムーズに行うために、デジタル化と自動化を積極的に取り入れてみてくださいね。
経理に役立つ資格とは?
経理に役立つ資格とは、主に会計士や税理士、簿記技能検定などが挙げられます。
これらの資格を取得すれば、経理業務においてより専門的な知識やスキルを身につけられますよ。
会計士は企業の財務状況を把握し、経営に役立つアドバイスをする役割を果たします。
税理士は税務申告や税務相談など税務全般の業務を担当し、企業の税務面をサポートするのが仕事です。
簿記技能検定は簿記の基礎知識やスキルを身につけられる資格で、経理業務において必要不可欠なスキルを習得できます。
これらの資格を取得すれば、経理業務においてさらなるキャリアアップやスキルアップが可能になりますよ。
経理仕事は専門性が求められる分野ですが、適切な資格取得によって、
より充実したキャリアを築けるでしょう。
まとめ
経理の仕事は、数字やデータを扱うことが多く、
難しそうと感じている方も少なくありません。
しかし、経理の仕事には喜びを感じる瞬間やメリットが多くありますよ。
経理の仕事に必要なスキルや資格を身に付ければ、経理の仕事がますます楽しくなるでしょう。
ブラックな働き方をしたくない経理が絶対に知っておくべきこと
すでに経理として働いている人も、これから働く人も、
ブラックでしんどい働き方をしたくないなら、
入社する企業選びにはこだわってください。
経理は会社の大きさや業界によって働き方がまったく違う職種です。
どんなに優秀な人でも入社する企業をまちがえてしまうと、
低年収でブラックな働き方になってしまうので注意が必要です。
特に経理未経験の人は、
最初の1社目でどういう仕事の経験をするか?によって、
その後のキャリアに大きな影響が出るので注意してください。
「先輩の背中を見ながら仕事を覚えろ!」
みたいな昭和体質な会社に入ると最悪です。
ろくな教育もなくいきなり現場に放り込まれ、
訳もわからない状態で疲弊していく経理未経験者はものすごく多いです。
経理の給料はこうやって決まる
↓同じ経理でも、残念ながら以下の2種類の人に別れてしまいます。
- 入社当初から年収高めで働ける人と、
- いつまで経っても低年収…で苦しんでいる人
これは経験者・未経験者問わずです。
未経験者なら能力的にはみんな同じスタートのはずなのに、
なぜこんなふうに差がついてしまうのでしょうか?
理由は経理という職種の特徴にあります。
↓経理のお給料ってこれでほぼ決まります。
- 利益をちゃんと出している会社で働いているか?
- 利益を社員に還元する社風があるか?
- 社内でキャリアアップしていく仕組みが整っているか?
経理は営業マンのように個人の成績で給料が決まる職種ではありません。
経理の給料は「自分の会社がもうかっている会社か?」でほぼ決まることを知っておいてください。
あなたが入社する会社がまったく利益の出てない衰退斜陽産業だったり、
社長が利益をすべて自分のものにしているワンマン体質な会社であったりしたら、
あなたがどれだけ優秀な人であったとしても、
低年収でしんどい働き方になってしまうんです。
若くてやる気もあって優秀なのに、
なぜか給料がめっちゃ安い…
みたいな働き方をしている経理ってものすごく多いです。
同じ働くならお給料は高いにこしたことはないですよね。
なお、大手企業に入社すればOK!というわけではないので注意してください。
大手勤務でも安月給で酷使されている経理なんていくらでもいますからね…。
経理は営業マンみたいに「個人のノルマや営業成績」で給料が決まる職種ではありません。
あらかじめ担当範囲が決められた仕事を、
期限までにしっかりとこなすことが重要な仕事です。
「今月は営業ノルマ達成したからボーナスが出る」
みたいな働き方ではないんですね。
同じ未経験入社でもこんなにお給料が違う…
具体例として、
実際に募集されている経理求人を見てみましょう。
↓例えばこの2つはどちらも未経験者向けの求人ですが、
入社時の給料の額がまったく違います。
↑2つ目の低年収でしんどそうな求人…に、
あえて好んで応募する人はまずいないと思います。
経理は実務経験がとても重要視される仕事なので、
当然ながら未経験者はみんなゼロからの評価スタートになります。
ですが、同じ未経験者でも「入社する会社の体質」によって、
お給料の金額がまったく違ってくるのが現実です。
くりかえしになりますが、
経理の給料は入社する会社の良し悪しでほぼ決まります。
やる気もスキルもあるのに「転職活動のときに選ぶ会社をまちがえたこと」が原因で、ブラックな働き方になってしまうケースは本当に多いんです。
↑これ、めちゃくちゃ損なので注意してください。
ブラック企業で働く経理はこんなに悲惨…
あなたがどんなに優秀でやる気のある人だったとしても、
入社する会社がブラックだと悲惨な働き方になってしまいます。
↓例えばこんな感じですね…。
- 低年収なのに長時間労働を強制される…。
- ろくな新人教育もなくいきなり現場に放り込まれ、教わっていないことでミスして罵倒される…。
- 頑張ってるのに仕事を評価されず「経理は売上に貢献しない部署だからお荷物」みたいな扱いをされる。
- 決算前など繁忙期は日付が変わるまでサービス残業…。
実は私自身も経験があるんですが、
ブラック企業に搾取されたくない人は、
入社する会社選びには絶対にこだわるようにしてください。
↑これは未経験者も実務経験者もまったく同じですので、
くれぐれも注意してくださいね。
ホワイトな経理求人はこういうところで探すべし
ブラックでしんどい働き方を絶対にしたくない人は、
求人を探す場所を間違えないことが大切です。
ハローワークとかはブラック求人も多いんで避けてください。
経理は一種の専門職なので、
リクナビなどの「一般向けの転職サイト」も避けた方が良いですね。
↓具体的には、こちらのような
経理専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。
\ ホワイトな経理求人多数あり!/
↑転職サイトは完全無料で使えます。
無料アカウント登録で条件をしぼりこんで求人検索をかけられますよ。
年収額や未経験簿記資格なしOK・残業なしなど、
希望する条件に合った求人だけを検索できるのでとても便利です。
今すぐは転職する気がない人もやっとかないと後で後悔すること
今すぐは転職する気がない人も、
転職サイトへの無料登録だけは早めにやっておいた方が良いです。
なぜかというと、日常のストレスや疲れが限界までたまってくると、
転職サイトに登録するというかんたんな作業すらやる気なくなるんですね(実体験談)
そうなるとさらに今の職場への依存度が高まって、
「この仕事やめたいのにやめられない…。出口がない…」
みたいな精神状態になりがちなんです。
私も経験あるんですがこれめっちゃつらいですよ。
転職サイトで無料アカウントを作って、
年収や残業有無などの希望条件を入力しておくと、
自分にマッチする求人が出るたびに自動通知してもらえます。
気になった求人がきたらブックマーク保存しておきましょう。
↑日常的にこれやっとくだけでも、
「どうしても今の状況がつらくなったら転職もある」
という選択肢を持つことができます。
ホワイト求人に出会えるかどうかってそのときどきの運もありますから、
日常的に情報が自動でスマホに入ってくるようにしておくことが大切です。
忙しくて今すぐは転職活動できない人も、
無料登録だけはやっておきましょう。
↓1分でできる作業ですよ。
最後の最後にお伝えしたいこと
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここまで時間をかけて読んでくれたあなたに、
↓どうしてもお伝えしたいことがあります。
それは、経理という職種は「どういう会社で働くか?」によって、
お給料や仕事のしんどさに大きな違いが生じてしまうことです。
ノルマ達成率で評価される営業マンなどとは違って、
経理は「個人のパフォーマンス」が評価されにくい仕事です。
(逆にいうと、個人成績でプレッシャーをかけられることも少ない仕事です)
↓必然的に、経理のお給料は以下のようなことで決まることになります。
- 所属する会社が儲かっている会社か?利益を出せている会社か?
- 出した利益をちゃんと社員に分配している会社か?
- 仕事量が増えてきたら、きちんと人材確保に投資する会社か?
あなたがどんなに優秀で、やる気のある人だったとしても、
経理という職種をちゃんと評価する気がない愚かなワンマン社長が経営している会社や、
業績の悪く将来性もない斜陽産業の会社に入ってしまうと、
どんなにがんばっても安月給でブラックなしんどい働き方になってしまうんです。
入社の時点、というか転職活動の時点で、
経理のお給料や働き方は差がついてしまうということですね。
入社後にどれだけ交渉したとしても、
お給料を大幅に上げてもらうことは難しいので注意して下さい。
経理は上でも見たように「個人のパフォーマンスが評価されにくい職種」だからです。
ブラック企業みたいな会社にまちがえて入社しないようにするには?
このブログの中では、すでにくりかえしお伝えしていることかと思いますが、
ブラック企業にまちがえて入社したくない人は、
「求人を探す場所」をまちがえないようにすることが大切です。
経理は「どういう会社に入社するか?」によって、
給料や仕事内容がガラッと変わる職種です。
逆に言えば、いま現在の実務経験やスキルに自信がない人であっても、
ホワイトな求人を上手に見つけて入社することさえできれば、
年収で同年代のライバルに差をつけられるということでもありますね。
世の中にはこの「2種類の経理」がいる
リアルな話ですが、世の中には以下の2種類の働き方をしている経理がいます。
↓あなたは、今から5年後にどちらの経理になっていたいでしょうか。
- ホワイト企業で快適に働く経理
未経験ならしっかりとした新人研修をしてもらい、
ある程度仕事に自信が持てるようになってから現場に入る。
相場と比較して高めの年収で働き、
将来の幹部候補としてまわりから期待され受け入れられながら楽しく働く環境 - ブラックでしんどい働き方をする経理…
わけもわからない状態でいきなり現場に放り込まれ、
先輩にお荷物扱いされながら仕事をイヤイヤ覚え、
ようやく慣れてきても給料が恥ずかしいぐらい安くて同窓会にも出られない…。
↑私はこの2つの働き方の両方を実際に経験しました。
今でこそ比較的ホワイトな職場で働けてますが、
最初はブラックで地獄のような働き方だったんです。
(ブラックな会社は1年ぐらい働いてスパッと辞めました)
注意してほしいのはブラック時代の私と、
ホワイトに転職してからの私とで、
能力はたいして変化していないことです。
(1年程度でスキルが身につくほど経理の仕事は甘くないですからね)
違いは「入社した会社がブラックだったか、ホワイトだったか」の違いだけです。
そして、探す場所さえまちがえなければ、
未経験でも応募できるホワイトな経理求人はたくさん見つかるんです。
転職活動のときに情報を探す場所をまちがえてしまった人は、
入社5年以上のベテランになっても、
ブラックな働き方をさせられてしまうケースもあります。
(私は最初ハロワとか、リクナビとかを使って求人を探して応募したので、結果的にブラックに入ってしまいました)
どうせ働くならホワイト企業でしっかりと新人からスタートし、
相場より高い年収を稼ぎながら経理として着実にキャリアアップしましょう。
求人を探す場所をまちがえない(経理専門の転職サイトで情報リサーチする)
↑というたった1つのポイントさえ外さなければ、
まちがえてブラック企業に応募するリスクはほぼゼロにできますよ。
転職活動で「結局いちばん重要なこと」はこれ
転職活動でもっとも重要なのは、情報の探し方(求人を探す場所)です。
ブラックな経理になりたくない人は、
絶対に経理専門の転職サイトで求人を探すようにしてください。
なお、転職サイトはお金とられるとかありえませんし、
スマホで3分あれば終わる簡単な作業です。
気に入らなければいつでも解除できて、
求人の自動メール通知すら来なくなるので、
リスクなんて何もないです。
ただ、それがわかっていても、
↓残念ながらこの2種類の行動パターンをとる人に分かれてしまうんですよね。
- とりあえず今すぐ登録作業だけでも済ませておく人
- なんだかんだ理由をつけて結局なにも行動しない人
↑お気づきの方も多いかと思いますが、
これって転職活動も普段の生活も同じです。
絶対にやった方がプラスになる、
メリットしかないのはわかっているのになぜか行動できない人…。
↑あなたのまわりにも、こういう人っていませんか??
正直、以前の私もまさにこれでした。
(本来、私はものすごくクズな人間なんです)
でも、現実にブラック企業からホワイト企業に転職して、
「世の中にはちょっとした行動を起こすだけで結果に大きな差が出ることがある」を実感してからは、
行動しないことのデメリットがデカすぎるように感じるようになりました。
転職サイトの登録なんて、誰でもできるちょっとしたことです。
でもこういう「地味なわりに重要な作業」を今すぐやれる人とやれない人とでは大きな差が出るんです。
↑これをやっておくだけで、
マッチするホワイト求人がでるたびにスマホに自動通知してもらえます。
良さげな求人が出たらブックマークして保存しておいてください。
日常的にスマホに届く求人情報を見るクセをつけるだけで、
「いざとなったときの転職」という選択肢を確保できます。
今の仕事がどうしても辛くなったら転職もあるという気持ちで普段の仕事をこなせますし、
いざ転職が必要となったときに、
応募するホワイト求人の選択肢を手元にたくさん持った状態でスタートできるので、ライバルに大きな差をつけられますよ。
せっかく経理という魅力的な職業を見つけたのですから、
ホワイト企業でしっかりお給料を稼ぎ、
やりがいを感じながら楽しく働きましょう。
↓今すぐは転職活動できない人も、
初めは情報リサーチからスタートです。