- 経理の仕事は楽って聞くけど本当?
- ミスしたら大変なことになるイメージがあるけど実際は?
- 経理の仕事の魅力ってどんなところ?
ネットの口コミ評判などをみていると、
「経理はルーティンワークが多いので、慣れてきたら楽すぎ」という意見もあるようですね。
確かに、経理は基本的にずっと同じ仕事をしていますので、仕事を覚えてきたらある程度楽になってきます。
ただ、実際には繁忙期などもありかなり激務となるケースも少なくないことは理解しておきましょう。
経理の仕事内容に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
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私が経理に転職して「この仕事楽すぎ」と感じた理由
1. ルーティンワークが中心
経理の仕事はルーティンワークが中心です。
会社によって業務内容に差がありますが、現在の私の仕事はこんな感じです。
日々の業務(経理の日常業務)
- 前日の退勤後に提出された書類のチェック及び会計システムへの入力
- 午前中と夕方に銀行の入金出金を確認して会計システムへ入力
- 社員から提出される出金伝票を確認して現金を出金して手渡し
毎月の業務
- 月次決算
- 取引先への請求書の発行
- 協力企業への支払業務
- 今月の資金繰り表の作成と翌月の予定資金繰りを作成
- 今月の実績数値を取りまとめて報告書の作成
毎年の業務
- 年次決算処理と税務申告書の作成
- 税金の納付
- 社会保険の算定基礎届(7月)
- 年末調整(12月)
多少は目新しい事も起こりますが、基本的には同じことの繰り返しが中心です。
年に1度の業務は内容を忘れがちですが、マニュアルをちゃんと整備しておけば問題なく対応できます。
2. 年間スケジュールが決まっている
経理の仕事は年間スケジュールが決まっているため、
予定が立てやすくプライベートを充実させやすいといえます。
ルーティンワークが中心なうえに、
スケジュールが決まっているという点が経理が楽な理由です。
仕事が集中しやすい時期なども分かるため、
比較的暇な時期に優先してプライベートの予定を入れることが可能です。
また、一人経理の場合は自分でスケジュールをコントロールできるので、より一層楽になります。
反面、スケジュール通りに仕事を進められない環境だと苦労します。
以前勤めていた職場では、社長の動きに合わせる必要があったので予定を大幅に狂わされて苦労しました。
税金は決まった日に納めないといけないのに、タイミングが悪く社長の指示が飛んでくると残業する事もしばしばありました。
また、社内にいることが多いため営業の社員の方から頼まれ事をされることもありました。
親切心で安請け合いをすると想定外の仕事を抱えてしまうことになるため、できないことは断らなければいけません。
一度引き受けた仕事を相手に返すのはなかなか難しいものです。
3. 自分のペースで仕事ができる
自分のペースで仕事を進める事ができることも楽な理由の一つです。
一人経理の場合、業務スケジュールを自身で決めることができるため臨機応変に作業を進めることができます。
また、ミスがあった場合も自分で修正することになるので、他の人に迷惑をかけるなどの心配事もありません。
一方で、大企業では分業制となっており基本的にはチームで処理することがほとんどです。
Aさんが請求書をチェックし、Bさんが会計システムへ入力を行い、Cさんが承認をする。
流れに沿って業務を分担するため、自分の都合だけでは進められません。
ミスをすると他の人へも迷惑をかけてしまうため気が抜けないです。
一人経理の場合、自身の都合に合わせて業務をデザインできますが責任は大きくなります。
大企業のようにチームで行う場合は、責任は分散されるためプレッシャーは少なくすみます。
4. 勉強するほど仕事の理解が深まる
勉強で得た知識が仕事に直結することも経理の仕事の良いところです。
経理は、誰がみても分かるように会社の情報を数値化し表にまとめるのが仕事です。
そのため世の中に共通したルールが必要となっています。
それが簿記です。
簿記を勉強することで経理の業務への理解が深まり仕事がスムーズになります。
簿記の中でも基本となるのが仕訳です。
まさに経理が毎日行う会計システムへの入力が仕訳そのものです。
請求書や領収書を確認し、借方へ消耗品費と入力し貸方へ現金と入力する。
簿記を勉強した方であればできることですが、勉強したことのない人だとそうはいきません。
また、簿記の試験では決算整理の問題がよく出題されます。
決算整理は年に1度の会社の決算で行う業務です。
減価償却の計算や、経費の見越繰延などの処理が実務の中でも多くでてきます。
営業や現業では客先へ訪問したり現場で作業を行わなければ経験を積むことが出来ませんが、経理は隙間時間でもスキルアップできることが魅力です。
5. 仕事のほとんどは会計ソフトで進む
経理の中心は取引を仕訳し記帳していくことです。
そのため会計システムこそが効率化の最強アイテムなのです。
会計ソフトにも色々な種類がありますが、基本的な仕組みは大きくは変わらないので一つのソフトを覚えれば、他のソフトもある程度対応できます。
しかし、中にはまだ依然としてシステム化が進んでいない会社もあります。
以前働いていた会社では、手書きで伝票を作成してそれを会計ソフトへ入力するという業務がありました。
会社に提案して業務改善は行いましたが、会社の皆さんもなぜそんな事をやっていたのかよくわからず習慣で続けていたようです。
システム化が進んでいない会社ではとにかく手間がかかりますし、業務全体のスピードも遅いです。
経理として働く際には、どんなシステムを採用しているのかを確認しましょう。
ブラックな働き方をしたくない経理が絶対に知っておくべきこと
すでに経理として働いている人も、これから働く人も、
ブラックでしんどい働き方をしたくないなら、
入社する企業選びにはこだわってください。
経理は会社の大きさや業界によって働き方がまったく違う職種です。
どんなに優秀な人でも入社する企業をまちがえてしまうと、
低年収でブラックな働き方になってしまうので注意が必要です。
特に経理未経験の人は、
最初の1社目でどういう仕事の経験をするか?によって、
その後のキャリアに大きな影響が出るので注意してください。
「先輩の背中を見ながら仕事を覚えろ!」
みたいな昭和体質な会社に入ると最悪です。
ろくな教育もなくいきなり現場に放り込まれ、
訳もわからない状態で疲弊していく経理未経験者はものすごく多いです。
経理の給料はこうやって決まる
↓同じ経理でも、残念ながら以下の2種類の人に別れてしまいます。
- 入社当初から年収高めで働ける人と、
- いつまで経っても低年収…で苦しんでいる人
これは経験者・未経験者問わずです。
未経験者なら能力的にはみんな同じスタートのはずなのに、
なぜこんなふうに差がついてしまうのでしょうか?
理由は経理という職種の特徴にあります。
↓経理のお給料ってこれでほぼ決まります。
- 利益をちゃんと出している会社で働いているか?
- 利益を社員に還元する社風があるか?
- 社内でキャリアアップしていく仕組みが整っているか?
経理は営業マンのように個人の成績で給料が決まる職種ではありません。
経理の給料は「自分の会社がもうかっている会社か?」でほぼ決まることを知っておいてください。
あなたが入社する会社がまったく利益の出てない衰退斜陽産業だったり、
社長が利益をすべて自分のものにしているワンマン体質な会社であったりしたら、
あなたがどれだけ優秀な人であったとしても、
低年収でしんどい働き方になってしまうんです。
若くてやる気もあって優秀なのに、
なぜか給料がめっちゃ安い…
みたいな働き方をしている経理ってものすごく多いです。
同じ働くならお給料は高いにこしたことはないですよね。
なお、大手企業に入社すればOK!というわけではないので注意してください。
大手勤務でも安月給で酷使されている経理なんていくらでもいますからね…。
経理は営業マンみたいに「個人のノルマや営業成績」で給料が決まる職種ではありません。
あらかじめ担当範囲が決められた仕事を、
期限までにしっかりとこなすことが重要な仕事です。
「今月は営業ノルマ達成したからボーナスが出る」
みたいな働き方ではないんですね。
同じ未経験入社でもこんなにお給料が違う…
具体例として、
実際に募集されている経理求人を見てみましょう。
↓例えばこの2つはどちらも未経験者向けの求人ですが、
入社時の給料の額がまったく違います。
↑2つ目の低年収でしんどそうな求人…に、
あえて好んで応募する人はまずいないと思います。
経理は実務経験がとても重要視される仕事なので、
当然ながら未経験者はみんなゼロからの評価スタートになります。
ですが、同じ未経験者でも「入社する会社の体質」によって、
お給料の金額がまったく違ってくるのが現実です。
くりかえしになりますが、
経理の給料は入社する会社の良し悪しでほぼ決まります。
やる気もスキルもあるのに「転職活動のときに選ぶ会社をまちがえたこと」が原因で、ブラックな働き方になってしまうケースは本当に多いんです。
↑これ、めちゃくちゃ損なので注意してください。
ブラック企業で働く経理はこんなに悲惨…
あなたがどんなに優秀でやる気のある人だったとしても、
入社する会社がブラックだと悲惨な働き方になってしまいます。
↓例えばこんな感じですね…。
- 低年収なのに長時間労働を強制される…。
- ろくな新人教育もなくいきなり現場に放り込まれ、教わっていないことでミスして罵倒される…。
- 頑張ってるのに仕事を評価されず「経理は売上に貢献しない部署だからお荷物」みたいな扱いをされる。
- 決算前など繁忙期は日付が変わるまでサービス残業…。
実は私自身も経験があるんですが、
ブラック企業に搾取されたくない人は、
入社する会社選びには絶対にこだわるようにしてください。
↑これは未経験者も実務経験者もまったく同じですので、
くれぐれも注意してくださいね。
ホワイトな経理求人はこういうところで探すべし
ブラックでしんどい働き方を絶対にしたくない人は、
求人を探す場所を間違えないことが大切です。
ハローワークとかはブラック求人も多いんで避けてください。
経理は一種の専門職なので、
リクナビなどの「一般向けの転職サイト」も避けた方が良いですね。
↓具体的には、こちらのような
経理専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。
\ ホワイトな経理求人多数あり!/
↑転職サイトは完全無料で使えます。
無料アカウント登録で条件をしぼりこんで求人検索をかけられますよ。
年収額や未経験簿記資格なしOK・残業なしなど、
希望する条件に合った求人だけを検索できるのでとても便利です。
今すぐは転職する気がない人もやっとかないと後で後悔すること
今すぐは転職する気がない人も、
転職サイトへの無料登録だけは早めにやっておいた方が良いです。
なぜかというと、日常のストレスや疲れが限界までたまってくると、
転職サイトに登録するというかんたんな作業すらやる気なくなるんですね(実体験談)
そうなるとさらに今の職場への依存度が高まって、
「この仕事やめたいのにやめられない…。出口がない…」
みたいな精神状態になりがちなんです。
私も経験あるんですがこれめっちゃつらいですよ。
転職サイトで無料アカウントを作って、
年収や残業有無などの希望条件を入力しておくと、
自分にマッチする求人が出るたびに自動通知してもらえます。
気になった求人がきたらブックマーク保存しておきましょう。
↑日常的にこれやっとくだけでも、
「どうしても今の状況がつらくなったら転職もある」
という選択肢を持つことができます。
ホワイト求人に出会えるかどうかってそのときどきの運もありますから、
日常的に情報が自動でスマホに入ってくるようにしておくことが大切です。
忙しくて今すぐは転職活動できない人も、
無料登録だけはやっておきましょう。
↓1分でできる作業ですよ。
最後の最後にお伝えしたいこと
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここまで時間をかけて読んでくれたあなたに、
↓どうしてもお伝えしたいことがあります。
それは、経理という職種は「どういう会社で働くか?」によって、
お給料や仕事のしんどさに大きな違いが生じてしまうことです。
ノルマ達成率で評価される営業マンなどとは違って、
経理は「個人のパフォーマンス」が評価されにくい仕事です。
(逆にいうと、個人成績でプレッシャーをかけられることも少ない仕事です)
↓必然的に、経理のお給料は以下のようなことで決まることになります。
- 所属する会社が儲かっている会社か?利益を出せている会社か?
- 出した利益をちゃんと社員に分配している会社か?
- 仕事量が増えてきたら、きちんと人材確保に投資する会社か?
あなたがどんなに優秀で、やる気のある人だったとしても、
経理という職種をちゃんと評価する気がない愚かなワンマン社長が経営している会社や、
業績の悪く将来性もない斜陽産業の会社に入ってしまうと、
どんなにがんばっても安月給でブラックなしんどい働き方になってしまうんです。
入社の時点、というか転職活動の時点で、
経理のお給料や働き方は差がついてしまうということですね。
入社後にどれだけ交渉したとしても、
お給料を大幅に上げてもらうことは難しいので注意して下さい。
経理は上でも見たように「個人のパフォーマンスが評価されにくい職種」だからです。
ブラック企業みたいな会社にまちがえて入社しないようにするには?
このブログの中では、すでにくりかえしお伝えしていることかと思いますが、
ブラック企業にまちがえて入社したくない人は、
「求人を探す場所」をまちがえないようにすることが大切です。
経理は「どういう会社に入社するか?」によって、
給料や仕事内容がガラッと変わる職種です。
逆に言えば、いま現在の実務経験やスキルに自信がない人であっても、
ホワイトな求人を上手に見つけて入社することさえできれば、
年収で同年代のライバルに差をつけられるということでもありますね。
世の中にはこの「2種類の経理」がいる
リアルな話ですが、世の中には以下の2種類の働き方をしている経理がいます。
↓あなたは、今から5年後にどちらの経理になっていたいでしょうか。
- ホワイト企業で快適に働く経理
未経験ならしっかりとした新人研修をしてもらい、
ある程度仕事に自信が持てるようになってから現場に入る。
相場と比較して高めの年収で働き、
将来の幹部候補としてまわりから期待され受け入れられながら楽しく働く環境 - ブラックでしんどい働き方をする経理…
わけもわからない状態でいきなり現場に放り込まれ、
先輩にお荷物扱いされながら仕事をイヤイヤ覚え、
ようやく慣れてきても給料が恥ずかしいぐらい安くて同窓会にも出られない…。
↑私はこの2つの働き方の両方を実際に経験しました。
今でこそ比較的ホワイトな職場で働けてますが、
最初はブラックで地獄のような働き方だったんです。
(ブラックな会社は1年ぐらい働いてスパッと辞めました)
注意してほしいのはブラック時代の私と、
ホワイトに転職してからの私とで、
能力はたいして変化していないことです。
(1年程度でスキルが身につくほど経理の仕事は甘くないですからね)
違いは「入社した会社がブラックだったか、ホワイトだったか」の違いだけです。
そして、探す場所さえまちがえなければ、
未経験でも応募できるホワイトな経理求人はたくさん見つかるんです。
転職活動のときに情報を探す場所をまちがえてしまった人は、
入社5年以上のベテランになっても、
ブラックな働き方をさせられてしまうケースもあります。
(私は最初ハロワとか、リクナビとかを使って求人を探して応募したので、結果的にブラックに入ってしまいました)
どうせ働くならホワイト企業でしっかりと新人からスタートし、
相場より高い年収を稼ぎながら経理として着実にキャリアアップしましょう。
求人を探す場所をまちがえない(経理専門の転職サイトで情報リサーチする)
↑というたった1つのポイントさえ外さなければ、
まちがえてブラック企業に応募するリスクはほぼゼロにできますよ。
転職活動で「結局いちばん重要なこと」はこれ
転職活動でもっとも重要なのは、情報の探し方(求人を探す場所)です。
ブラックな経理になりたくない人は、
絶対に経理専門の転職サイトで求人を探すようにしてください。
なお、転職サイトはお金とられるとかありえませんし、
スマホで3分あれば終わる簡単な作業です。
気に入らなければいつでも解除できて、
求人の自動メール通知すら来なくなるので、
リスクなんて何もないです。
ただ、それがわかっていても、
↓残念ながらこの2種類の行動パターンをとる人に分かれてしまうんですよね。
- とりあえず今すぐ登録作業だけでも済ませておく人
- なんだかんだ理由をつけて結局なにも行動しない人
↑お気づきの方も多いかと思いますが、
これって転職活動も普段の生活も同じです。
絶対にやった方がプラスになる、
メリットしかないのはわかっているのになぜか行動できない人…。
↑あなたのまわりにも、こういう人っていませんか??
正直、以前の私もまさにこれでした。
(本来、私はものすごくクズな人間なんです)
でも、現実にブラック企業からホワイト企業に転職して、
「世の中にはちょっとした行動を起こすだけで結果に大きな差が出ることがある」を実感してからは、
行動しないことのデメリットがデカすぎるように感じるようになりました。
転職サイトの登録なんて、誰でもできるちょっとしたことです。
でもこういう「地味なわりに重要な作業」を今すぐやれる人とやれない人とでは大きな差が出るんです。
↑これをやっておくだけで、
マッチするホワイト求人がでるたびにスマホに自動通知してもらえます。
良さげな求人が出たらブックマークして保存しておいてください。
日常的にスマホに届く求人情報を見るクセをつけるだけで、
「いざとなったときの転職」という選択肢を確保できます。
今の仕事がどうしても辛くなったら転職もあるという気持ちで普段の仕事をこなせますし、
いざ転職が必要となったときに、
応募するホワイト求人の選択肢を手元にたくさん持った状態でスタートできるので、ライバルに大きな差をつけられますよ。
せっかく経理という魅力的な職業を見つけたのですから、
ホワイト企業でしっかりお給料を稼ぎ、
やりがいを感じながら楽しく働きましょう。
↓今すぐは転職活動できない人も、
初めは情報リサーチからスタートです。