「経理事務の仕事がつまらない。つまらなすぎる。転職したほうがいいのかな…」
↑こんな悩みを抱えていませんか?
経理事務は会計ソフトへの入力作業などの単純作業が多いので、「つまらない、辞めたい…」と感じてしまう瞬間もあるかもしれません。
特に転職したばかりだと、任される仕事の種類もそんなに多くないですから、毎日同じ単純作業ばっかり…とうんざりしてしまっている人もおられるかもしれません。
今回は、経理事務の仕事をつまらないと感じてしまっている方向けに、その対策方法を紹介させていただきますね。
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この記事の目次
経理事務の仕事をつまらないと感じる理由
未経験で経理事務に転職すると、最初はわからないことばかりで大変ですよね。
しかし、仕事に慣れてくると、楽になる反面、慣れてしまってつまらなさを感じるようになります。
これは「言われたことだけやっていればいい」という意識が原因になってしまっている可能性があります。
最初は言われた通りのことを完璧にやることを目指しましょう。
それができるようになったら、今度は「この仕事は経理全体の仕事の中で、どういう意味があるのか」を考えながら取り組んでみると良いです。
例えば、会計ソフトへの入力作業…
例えば、日常の会計ソフトへの入力作業は、最終的には決算書を組み立てるための部品パーツのようなものです。
自分が入力した数字は、決算書のどこに影響するのか?といったことを考えながら入力作業をしてみると、より大きな視点で経理全体の仕事を見られるようになりますよ。
例えば、領収書などのファイリング…
また、証ひょう書類(経費の領収書や売上の請求書など)のファイリング作業は、後日の税務調査などの対策として行われていることも理解しておきましょう。
単純作業としてファイリングをやるのと、「外部のチェック者(税務署の職員など)からみて、どういうことが気になるだろうか?」ということを考えながらファイリングをやるのとでは仕事の質が全く違ってきます。
例えば、税務署の職員は経費の領収書を1個1個みていくというより、同じ種類の取引が、同じ経理処理のされ方をしているか(処理の継続性や一貫性)ということをとても気にします。
ですから、基本的には過去のファイリングの仕方をひきつぐのが大切ですが、効率的でないと感じている部分については「ここからは処理方法を変更しています」ということをしっかりと記録に残しておくことが大切になります。
また、税務署が最初にチェックしていくのは売上の計上漏れがないか?という点です(税額に大きな影響を与えるためです)
そのため、売上の請求書については会計ソフトとの照合をしっかりと行い、会計ソフトの入力内容をみたら、すぐにどこのどの請求書と対応しているのか?ということがわかりやすいようにしておく必要があります。
ファイリングをするのは自分でも、それをチェックする立場の「もう1人の自分がいる」とイメージしながら仕事をしてみると良いかもしれませんね。
これをやっていると上司から「これの書類はどこにあるかな?」とふいにたずねられたときにもすぐに出すことができます。
しっかりと与えられた仕事にとり組んでいることをアピールできれば、次の仕事へのステップアップにつながるでしょう。
業務と勉強のバランス
経理事務の仕事は、「勉強」をしていないとつまらなく感じるめずらしい仕事です。
会計入力などの単純作業だけでなく、決算や税務申告など仕事を任されるようになるには、会計や税務の知識が必要になります。
簿記資格を取得しても、実務では簿記以外の知識も必要になります。そのため、「せっかく簿記を勉強して転職したのに、大した仕事をさせてもらえない」とやる気をなくしてしまうのです。
最新の会計知識や税法を勉強すると、仕事内容の理解が深まり、任せてもらえる仕事も増えてくるでしょう。
経理事務の仕事を楽しくするためにできること
しかし、つまらない…と感じながら仕事をしていると、しらずしらずのうちに次につながるチャンスを逃している可能性もあります。
例えば、あなたの上司が、あなたが仕事をしている姿を見た時のことをイメージしてみてください。
あなたがつまらなそうに暗い顔で仕事をしているのと、いきいきしながら仕事をしているのでは「次はこの仕事を教えてあげよう」と思えるかどうかに大きな違いが出てくることが予想されますよね。
ここでは経理事務の仕事を楽しくするために具体的にできることについて紹介します。
社内の人とのコミュニケーションは積極的にした方が結局は楽
経理事務の仕事を楽しくするには、他部署の人を含め、社内の人と積極的にコミュニケーションをとることが大切です。
会計入力など、黙々と作業してしまいがちな仕事が多いので、人と話をするだけでも気持ちが前向きになります。
また、経理事務の仕事にはコミュニケーション能力が必要ですし、周囲の人とうまく付き合える人は重宝されます。
積極的にコミュニケーションをとることで、同じ部署の人だけでなく、他部署の人からも頼りにされるなど、やりがいを感じることが多くなるはずです。
業務改善に取り組んでみると楽しくなる
経理事務の仕事を楽しくするもう一つの方法は、業務改善に取り組んでみることです。
経理事務の人は社歴が長い人が多く、今までやってきたからという理由で仕事のやり方を変えない人が多いのです。
保管不要な書類を印刷してファイリングするのをやめる、会計入力をシステムで自動化するなど、改善できることはあるのではないでしょうか。
改善できることはないか意識しながら仕事をするだけで、やらされる仕事が自らやる仕事に変わります。まずは小さな改善から取り組んでみるとよいでしょう。
ブラックな働き方をしたくない経理が絶対に知っておくべきこと
すでに経理として働いている人も、これから働く人も、
ブラックでしんどい働き方をしたくないなら、
入社する企業選びにはこだわってください。
経理は会社の大きさや業界によって働き方がまったく違う職種です。
どんなに優秀な人でも入社する企業をまちがえてしまうと、
低年収でブラックな働き方になってしまうので注意が必要です。
特に経理未経験の人は、
最初の1社目でどういう仕事の経験をするか?によって、
その後のキャリアに大きな影響が出るので注意してください。
「先輩の背中を見ながら仕事を覚えろ!」
みたいな昭和体質な会社に入ると最悪です。
ろくな教育もなくいきなり現場に放り込まれ、
訳もわからない状態で疲弊していく経理未経験者はものすごく多いです。
経理の給料はこうやって決まる
↓同じ経理でも、残念ながら以下の2種類の人に別れてしまいます。
- 入社当初から年収高めで働ける人と、
- いつまで経っても低年収…で苦しんでいる人
これは経験者・未経験者問わずです。
未経験者なら能力的にはみんな同じスタートのはずなのに、
なぜこんなふうに差がついてしまうのでしょうか?
理由は経理という職種の特徴にあります。
↓経理のお給料ってこれでほぼ決まります。
- 利益をちゃんと出している会社で働いているか?
- 利益を社員に還元する社風があるか?
- 社内でキャリアアップしていく仕組みが整っているか?
経理は営業マンのように個人の成績で給料が決まる職種ではありません。
経理の給料は「自分の会社がもうかっている会社か?」でほぼ決まることを知っておいてください。
あなたが入社する会社がまったく利益の出てない衰退斜陽産業だったり、
社長が利益をすべて自分のものにしているワンマン体質な会社であったりしたら、
あなたがどれだけ優秀な人であったとしても、
低年収でしんどい働き方になってしまうんです。
若くてやる気もあって優秀なのに、
なぜか給料がめっちゃ安い…
みたいな働き方をしている経理ってものすごく多いです。
同じ働くならお給料は高いにこしたことはないですよね。
なお、大手企業に入社すればOK!というわけではないので注意してください。
大手勤務でも安月給で酷使されている経理なんていくらでもいますからね…。
経理は営業マンみたいに「個人のノルマや営業成績」で給料が決まる職種ではありません。
あらかじめ担当範囲が決められた仕事を、
期限までにしっかりとこなすことが重要な仕事です。
「今月は営業ノルマ達成したからボーナスが出る」
みたいな働き方ではないんですね。
同じ未経験入社でもこんなにお給料が違う…
具体例として、
実際に募集されている経理求人を見てみましょう。
↓例えばこの2つはどちらも未経験者向けの求人ですが、
入社時の給料の額がまったく違います。
↑2つ目の低年収でしんどそうな求人…に、
あえて好んで応募する人はまずいないと思います。
経理は実務経験がとても重要視される仕事なので、
当然ながら未経験者はみんなゼロからの評価スタートになります。
ですが、同じ未経験者でも「入社する会社の体質」によって、
お給料の金額がまったく違ってくるのが現実です。
くりかえしになりますが、
経理の給料は入社する会社の良し悪しでほぼ決まります。
やる気もスキルもあるのに「転職活動のときに選ぶ会社をまちがえたこと」が原因で、ブラックな働き方になってしまうケースは本当に多いんです。
↑これ、めちゃくちゃ損なので注意してください。
ブラック企業で働く経理はこんなに悲惨…
あなたがどんなに優秀でやる気のある人だったとしても、
入社する会社がブラックだと悲惨な働き方になってしまいます。
↓例えばこんな感じですね…。
- 低年収なのに長時間労働を強制される…。
- ろくな新人教育もなくいきなり現場に放り込まれ、教わっていないことでミスして罵倒される…。
- 頑張ってるのに仕事を評価されず「経理は売上に貢献しない部署だからお荷物」みたいな扱いをされる。
- 決算前など繁忙期は日付が変わるまでサービス残業…。
実は私自身も経験があるんですが、
ブラック企業に搾取されたくない人は、
入社する会社選びには絶対にこだわるようにしてください。
↑これは未経験者も実務経験者もまったく同じですので、
くれぐれも注意してくださいね。
ホワイトな経理求人はこういうところで探すべし
ブラックでしんどい働き方を絶対にしたくない人は、
求人を探す場所を間違えないことが大切です。
ハローワークとかはブラック求人も多いんで避けてください。
経理は一種の専門職なので、
リクナビなどの「一般向けの転職サイト」も避けた方が良いですね。
↓具体的には、こちらのような
経理専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。
\ ホワイトな経理求人多数あり!/
↑転職サイトは完全無料で使えます。
無料アカウント登録で条件をしぼりこんで求人検索をかけられますよ。
年収額や未経験簿記資格なしOK・残業なしなど、
希望する条件に合った求人だけを検索できるのでとても便利です。
今すぐは転職する気がない人もやっとかないと後で後悔すること
今すぐは転職する気がない人も、
転職サイトへの無料登録だけは早めにやっておいた方が良いです。
なぜかというと、日常のストレスや疲れが限界までたまってくると、
転職サイトに登録するというかんたんな作業すらやる気なくなるんですね(実体験談)
そうなるとさらに今の職場への依存度が高まって、
「この仕事やめたいのにやめられない…。出口がない…」
みたいな精神状態になりがちなんです。
私も経験あるんですがこれめっちゃつらいですよ。
転職サイトで無料アカウントを作って、
年収や残業有無などの希望条件を入力しておくと、
自分にマッチする求人が出るたびに自動通知してもらえます。
気になった求人がきたらブックマーク保存しておきましょう。
↑日常的にこれやっとくだけでも、
「どうしても今の状況がつらくなったら転職もある」
という選択肢を持つことができます。
ホワイト求人に出会えるかどうかってそのときどきの運もありますから、
日常的に情報が自動でスマホに入ってくるようにしておくことが大切です。
忙しくて今すぐは転職活動できない人も、
無料登録だけはやっておきましょう。
↓1分でできる作業ですよ。
最後の最後にお伝えしたいこと
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここまで時間をかけて読んでくれたあなたに、
↓どうしてもお伝えしたいことがあります。
それは、経理という職種は「どういう会社で働くか?」によって、
お給料や仕事のしんどさに大きな違いが生じてしまうことです。
ノルマ達成率で評価される営業マンなどとは違って、
経理は「個人のパフォーマンス」が評価されにくい仕事です。
(逆にいうと、個人成績でプレッシャーをかけられることも少ない仕事です)
↓必然的に、経理のお給料は以下のようなことで決まることになります。
- 所属する会社が儲かっている会社か?利益を出せている会社か?
- 出した利益をちゃんと社員に分配している会社か?
- 仕事量が増えてきたら、きちんと人材確保に投資する会社か?
あなたがどんなに優秀で、やる気のある人だったとしても、
経理という職種をちゃんと評価する気がない愚かなワンマン社長が経営している会社や、
業績の悪く将来性もない斜陽産業の会社に入ってしまうと、
どんなにがんばっても安月給でブラックなしんどい働き方になってしまうんです。
入社の時点、というか転職活動の時点で、
経理のお給料や働き方は差がついてしまうということですね。
入社後にどれだけ交渉したとしても、
お給料を大幅に上げてもらうことは難しいので注意して下さい。
経理は上でも見たように「個人のパフォーマンスが評価されにくい職種」だからです。
ブラック企業みたいな会社にまちがえて入社しないようにするには?
このブログの中では、すでにくりかえしお伝えしていることかと思いますが、
ブラック企業にまちがえて入社したくない人は、
「求人を探す場所」をまちがえないようにすることが大切です。
経理は「どういう会社に入社するか?」によって、
給料や仕事内容がガラッと変わる職種です。
逆に言えば、いま現在の実務経験やスキルに自信がない人であっても、
ホワイトな求人を上手に見つけて入社することさえできれば、
年収で同年代のライバルに差をつけられるということでもありますね。
世の中にはこの「2種類の経理」がいる
リアルな話ですが、世の中には以下の2種類の働き方をしている経理がいます。
↓あなたは、今から5年後にどちらの経理になっていたいでしょうか。
- ホワイト企業で快適に働く経理
未経験ならしっかりとした新人研修をしてもらい、
ある程度仕事に自信が持てるようになってから現場に入る。
相場と比較して高めの年収で働き、
将来の幹部候補としてまわりから期待され受け入れられながら楽しく働く環境 - ブラックでしんどい働き方をする経理…
わけもわからない状態でいきなり現場に放り込まれ、
先輩にお荷物扱いされながら仕事をイヤイヤ覚え、
ようやく慣れてきても給料が恥ずかしいぐらい安くて同窓会にも出られない…。
↑私はこの2つの働き方の両方を実際に経験しました。
今でこそ比較的ホワイトな職場で働けてますが、
最初はブラックで地獄のような働き方だったんです。
(ブラックな会社は1年ぐらい働いてスパッと辞めました)
注意してほしいのはブラック時代の私と、
ホワイトに転職してからの私とで、
能力はたいして変化していないことです。
(1年程度でスキルが身につくほど経理の仕事は甘くないですからね)
違いは「入社した会社がブラックだったか、ホワイトだったか」の違いだけです。
そして、探す場所さえまちがえなければ、
未経験でも応募できるホワイトな経理求人はたくさん見つかるんです。
転職活動のときに情報を探す場所をまちがえてしまった人は、
入社5年以上のベテランになっても、
ブラックな働き方をさせられてしまうケースもあります。
(私は最初ハロワとか、リクナビとかを使って求人を探して応募したので、結果的にブラックに入ってしまいました)
どうせ働くならホワイト企業でしっかりと新人からスタートし、
相場より高い年収を稼ぎながら経理として着実にキャリアアップしましょう。
求人を探す場所をまちがえない(経理専門の転職サイトで情報リサーチする)
↑というたった1つのポイントさえ外さなければ、
まちがえてブラック企業に応募するリスクはほぼゼロにできますよ。
転職活動で「結局いちばん重要なこと」はこれ
転職活動でもっとも重要なのは、情報の探し方(求人を探す場所)です。
ブラックな経理になりたくない人は、
絶対に経理専門の転職サイトで求人を探すようにしてください。
なお、転職サイトはお金とられるとかありえませんし、
スマホで3分あれば終わる簡単な作業です。
気に入らなければいつでも解除できて、
求人の自動メール通知すら来なくなるので、
リスクなんて何もないです。
ただ、それがわかっていても、
↓残念ながらこの2種類の行動パターンをとる人に分かれてしまうんですよね。
- とりあえず今すぐ登録作業だけでも済ませておく人
- なんだかんだ理由をつけて結局なにも行動しない人
↑お気づきの方も多いかと思いますが、
これって転職活動も普段の生活も同じです。
絶対にやった方がプラスになる、
メリットしかないのはわかっているのになぜか行動できない人…。
↑あなたのまわりにも、こういう人っていませんか??
正直、以前の私もまさにこれでした。
(本来、私はものすごくクズな人間なんです)
でも、現実にブラック企業からホワイト企業に転職して、
「世の中にはちょっとした行動を起こすだけで結果に大きな差が出ることがある」を実感してからは、
行動しないことのデメリットがデカすぎるように感じるようになりました。
転職サイトの登録なんて、誰でもできるちょっとしたことです。
でもこういう「地味なわりに重要な作業」を今すぐやれる人とやれない人とでは大きな差が出るんです。
↑これをやっておくだけで、
マッチするホワイト求人がでるたびにスマホに自動通知してもらえます。
良さげな求人が出たらブックマークして保存しておいてください。
日常的にスマホに届く求人情報を見るクセをつけるだけで、
「いざとなったときの転職」という選択肢を確保できます。
今の仕事がどうしても辛くなったら転職もあるという気持ちで普段の仕事をこなせますし、
いざ転職が必要となったときに、
応募するホワイト求人の選択肢を手元にたくさん持った状態でスタートできるので、ライバルに大きな差をつけられますよ。
せっかく経理という魅力的な職業を見つけたのですから、
ホワイト企業でしっかりお給料を稼ぎ、
やりがいを感じながら楽しく働きましょう。
↓今すぐは転職活動できない人も、
初めは情報リサーチからスタートです。
まとめ
経理事務の仕事は単純作業が多く、慣れてくるとつまらなく感じるかもしれません。しかし、少し工夫するだけで楽しくなりますし、やりがいを感じながら仕事ができるようになります。
まずは、社内の人とのコミュニケーションと業務改善を意識して取り組んでみてください。きっと経理事務の仕事の魅力を再発見できるでしょう。