経理未経験者の転職活動

簿記2級で「転職が有利になる!」は本当?就活での価値と年収の実態

2022年7月5日

簿記2級 転職

(簿記2級を持っていたら経理への未経験転職は有利?)

  • 簿記2級持ってたら転職に有利?
  • 未経験で経理に転職するなら簿記2級ぐらいは持ってないとダメ?
  • 簿記は今後は必要なくなるって本当?今から勉強する価値ってある?

経理に転職する場合「簿記2級は必須!」とか言われることって多いですよね。

ただ、実際に経理として働いてる人間として言わせてもらうと、

簿記2級持ってなくても普通に未経験で経理に転職することは可能です。

中小企業ってほとんどの会社が

新人を採用しようと必死に頑張ってるけど、

なかなか人が集まらない…

↑って苦しんでるのが実情ですからね。

(なお、日本の会社の99%以上は中小企業です)

体験談投稿者

簿記2級持ってなかったら即不採用!(足切り)

↑こういうぜいたくな採用やれる会社って、

応募者がわんさかいるよほどの大企業だけだと思いますよ。

以下では、経理の未経験採用の実態について、

経理管理職として採用活動を実際に担当している者として解説します。

ネットの口コミにはデマもめっちゃ多いので気をつけて下さいね。

(簿記2級ぐらいないと経理なんて無理www ←こんなん完全に嘘ですよ)

「実務未経験ですが、日商簿記2級持ってます!」←現場の本当の評価は?

簿記2級 転職

(「簿記2級合格者」の経理現場でのリアルな評価は?)

 

冒頭でも見たように、経理への転職というと

日商簿記2級ぐらいは持っておくべき!と思っている方が多いでしょう。

実際、日商簿記2級に合格していれば、

最低限の経理知識はあるものとして

採用する企業側が評価してくれるのは間違いありません。

しかしその一方で、

実際の経理の現場では簿記2級どころか、

3級も取得していない人であっても、

経理スタッフとしてバリバリ活躍している…

みたいなことって珍しくありません。

経理って資格の有無よりも、

実務経験を積むことがなによりも重要なんです。

たとえば、

  • 簿記2級持ってるけど実務は未経験の人
  • 簿記は持っていない実務経験者(半年程度)

↑この2人が1つの求人に応募したとしたら、

採用で残るのは高確率で後者です。

良くも悪くも、経理という仕事は実務経験がもっとも重要視されるのです。

>>経理はブラックに間違えて入社すると地獄…。

簿記2級がなくても経理に正社員採用される

特に転職の求人要項では、簿記2級合格者が求められることが多いです。

実務未経験の人でも、簿記2級があれば比較的経理職には採用されやすいです。

企業としては、実務経験があるうえで簿記2級を取得している人を採用したいのが本音です。

しかし、中小企業ではそういった人材が応募してくることは極めて少ないのです。

そういった人材は会社でも上の職位に上がっていくことが多く、

あまり転職ということを考えないんですね。

ある程度企業で働いた経験があり、

簿記2級を持っていれば経理でもやっていけるだろうという感じで、

簿記2級を要項に書いているのです。

必ずしも簿記2級には合格していなくとも、

転職の際に勉強していることをアピールできれば、

経理志望者としては充分で採用される可能性もあります。

採用面接で「簿記2級は持っていないのですか?」と聞かれたら

募集要項もさることながら、

経理の採用面接では必ずといっていいほど簿記2級について触れられます。

面接時点では合格していなくとも、

「今勉強中で、次回の合格に向けて勉強中です」

というふうに答えておけば、

未経験者の採用面接ではまず問題になることはありません。

資格よりも実務優先とはいえ、

経理としては簿記2級は最低限持っているという認識の人は多いのです。

実務未経験者は少しでも早くキャリアをスタートすべし

ここまで解説したとおり、経理においてはなによりも実務経験が優先されます。

また、転職市場においてはスキルの高さよりも、若さが優先される傾向にあります。

35歳が未経験の業界への転職の限界とも言われるのもそのためです。

将来的に経理への転職を考えている人は、

少しでも早く経理に関わる部署で経験を積み、

同時に簿記2級の勉強もしていくというスタンスをとりましょう。

社内での異動制度などがあれば、それも積極的に活用してください。

未経験者は経理としてのキャリアを早めに積んでいくことが大切ですよ。

日商簿記2級の転職市場における価値

日商簿記 2級 価値

(日商簿記2級ってぶっちゃけ価値ある?)

経理の採用では「2級以上必須」の求人が多い。

↑これは事実です。

転職サイトで年収アップ事例多数|経理特化の転職ならヒュープロ
を見ると、

日商簿記2級を必須条件にしている会社が非常に多いんですね。

(↓※例えばこんな感じ)

日商簿記 2級 価値

(簿記2級を必須要件としている経理求人の例)

年収アップ事例多数|経理特化の転職ならヒュープロ

↑ただし、これっていわゆるタテマエ的な部分もあります。

現時点で簿記2級持ってなくても、

ダメ元で応募したら普通に書類選考に通ったりします。

例えば、性格が良くて自社のニーズにマッチしそうな人材が応募してきてくれたとして、

その人が簿記2級にまだ合格していなかったとしても、

それだけを理由に不採用にすることは考えにくいです。

(まともな人事採用担当者ならそんなもったいないことはしません)

簿記3級でOKとしている会社もたくさんありますし、

↓そもそも簿記は応募時点で不要にしている会社もあります。

管理人
日商簿記 2級 価値

(簿記3級合格でOKとしている経理求人)

日商簿記 2級 価値

(簿記資格なしでOKの経理求人)

年収アップ事例多数|経理特化の転職ならヒュープロ

簿記2級は早い人なら半年程度の勉強でも合格できる試験です。

採用時点で簿記2級を持っていなかったとしても、

入社してから合格してくれたらそれでOK

としている会社がほとんどだと思いますよ。

良くも悪くも簿記2級ってそのぐらいの価値の資格だと思っておきましょう。

>>経理はブラックに間違えて入社すると地獄…。

簿記2級を持っていても、経理に向いてない人は普通にいる

また、経理の現場で働いている立場からみれば、

日商簿記2級を取得しているからといって、

必ずしも経理に向いているとは言い切れません。

確かに、大手企業の採用では最低限の知識を持っているかどうかを日商簿記の資格で測り、足切りに使われる傾向があります。

そのため、できれば簿記の資格は就職・転職活動の前に取得しておいたほうが、選択肢は広がるでしょう。

ただし、今現在日商簿記2級を持っていなくとも、ダメ元で応募して採用されることも大いにあり得ます。

会社として人を採用するときには、知識がまったく無い人も困りますが、それ以上に学ぶ気概がある人を雇いたいものです。

特に経理は毎日勉強し続けられる人のほうが適正がある仕事なので、今資格を持っていなくても、日商簿記2級を勉強中とアピールすれば受かる可能性は高くなります。

採用する側としても、入社してから勉強してもらえれば決して遅くはないと考えています。

管理職候補の転職ではほぼ必須

ただし管理職候補での転職ともなれば、日商簿記2級は取得しておいたほうが良いでしょう。

経理の管理職は試算表や決算書を読めるのは当たり前で、それを客観的に証明できるのが日商簿記2級という資格なのです。

管理職を目指すくらいの人であれば、日商簿記2級は容易に取得できる資格ですし、取得することによって今の会社でも評価が上がることもあります。

できれば、在職中に取得しておくとベターでしょう。

工業簿記の知識はメーカー経理以外は使わない

日商簿記2級では、商業簿記の他に工業簿記も学習します。

しかし、ぶっちゃけ工業簿記はサービス業や販売業を営む会社では全くといっていいほど使用しません。

メーカーの工場で経理として働くという場合のみ必要となりますが、そうでなければわざわざ勉強することもありません。

ただ、そのためか工業簿記を理解している人は経理の中でも少ないため、原価計算の知識があると転職市場での価値は上がります。

原価計算は会社が儲かるかどうかの考え方にもつながり、経営層へのアピールにもなるため、知識があれば転職でも有利になるでしょう。

簿記の勉強は「就活・転職活動と同時進行」で進めよう

経理への就職活動や転職活動においては、簿記を取得してから行うのではなく、同時に進めると良いでしょう。

新卒での就職は簿記を取得していなくとも、これから経験を積んで仕事をしながら取得してもらえれば良いと企業も考えています。

また経理は経験値が重要な仕事で、経理への転職市場では何よりも実務経験がある人が優先されます。

簿記の資格を取得しているかどうかは、正直なところあまり関係がないのです。

しかし同時に経理への就職・転職においては、簿記取得の意欲があることは評価の対象になります。

現在簿記を取得していなくとも、「今勉強中で、いつまでに取得予定です」ということをアピールすれば未経験でも採用される可能性は高くなります。

就職・転職ともに若いほうが有利になることは間違いありませんので、簿記を取得してからと考えるのではなく、同時進行すれば十分に間に合います。

簿記2級合格で年収上がる理由=経理への転職が有利になる

簿記2級 年収

(簿記2級取得で「年収が上がる」本当の理由)

 

簿記2級を取得して経理に転職すると年収はどれだけ増えると思いますか?

実は簿記2級の取得だけでは入社当時はそれほど高い年収を得ることはできません。

経理のスキルアップは実務経験の中でしか学ぶことができません。

簿記2級はあくまで記帳などの基礎知識があるだけですので、最初から高収入を望むことはできないと理解しましょう。

簿記2級取得者で未経験でも応募が可能な求人を見てみると、

最低の年収が300万円前後と他の職種と比べて決して高くない給与水準となっています。

では、経理で年収を上げるにはどうすればいいのでしょうか。

その答えは「大手企業への転職」です。

経理は自ら利益を稼ぐ職種ではありません。

つまり、給与水準の高い企業でなければ、高い年収は望めません。

また、中小企業と大手企業では会計基準が異なります。

上場企業ともなれば、開示の知識も必要になってきます。

そのため、中小企業に比べて必要とする知識が多く、

企業も高い知識や経験をもつ人材を必要とするため、年収も高くなってくるのです。

>>経理はブラックに間違えて入社すると地獄…。

大手企業で経理が年収アップを実現する方法

簿記2級 年収

(経理が大手企業で年収アップを狙うコツ)

 

上で「経理が年収アップを狙うなら、大手企業への転職がおすすめ」という話をしました。

ただし、単純に大手企業に転職するだけでは、年収アップは見込めません。

年収をアップさせるためには、以下の2つのことを意識していく必要があります。

1. 専門スキルを磨く

開示やIPOのスキルを磨くことで年収アップが期待できます。

スキルを磨くにはそれを学べる企業に転職するしかありません。

「経験もないのに転職できるの?」と感じるかもしれませんが、簿記2級と実務経験があれば応募できる幅は大きく広がります。

実際に上場会社やIPO準備中の求人を見てみましょう。

いずれも簿記2級と2年~3年程度の実務経験で応募することができます。

年収も最低が500万からとなり、上限は700万となっています。

2. 大手企業で管理職を目指す

開示やIPOなどの専門家としてではなく、管理職として年収をアップさせることも可能です。

上場企業では毎年のように変わる会計基準や税法への対応だけでなく、開示などの対応をスケジュールどおりに実施しなければなりません。

そのため、大手企業の管理職は、専門家としての知識だけでなくチームとして経理業務を推進するマネジメント力がより求められます。

以下は大手企業での管理職候補の求人です。

大手企業の管理職であれば1,000万円も夢ではありません。

>>経理はブラックに間違えて入社すると地獄…。

簿記2級が評価される職種はダントツで経理

簿記とは「日々の営業活動を記録・計算・整理して、経営成績と財務状況を明らかにする技能」とされています。

会社でその仕事をする部署は経理しかありません。

つまり、簿記2級が最も評価されるのは経理しかありません。

経営企画やコンサルティングなど簿記の知識を必要とする職種は他にもあります。

しかし、簿記の知識が一部で必要なだけであって、仕事において評価されるのは経理だけであるのは変わりません。

経理以外の職種を目指すなら簿記2級の取得はあまり意味がありません。

ファイナンシャルプランナーや、難易度はやや高いですが、中小企業診断士などの資格取得をオススメします。

転職活動は「簿記取得してから」ではなく「勉強しながら」がベター

経理に転職したいけど、まずは簿記2級を取得してから!と思っていませんか?

簿記2級を取得してから就活を始めるのはオススメしません。

経理として働くなら、少しでも早くキャリアをスタートさせることを考えましょう。

なぜなら、経理の仕事は実務経験からしか学べないといっても過言ではないからです。

書類選考などで資格保有者と比較された場合、有利になることはありません。

その場合は、学んでいる姿勢をアピールすることで内定を勝ち取ることは可能です。

就職活動と並行で簿記の勉強をスタートさせ、資格保有者に対して不利な部分を補いましょう。

同じ未経験向けの求人でも、給与条件は異なる

具体例として、過去に掲載されていた経理求人を見てみましょう。

以下の2つはどちらも未経験者向けの求人ですが、

入社時の給与条件には違いがあります。

管理人

(過去に掲載された未経験OKの経理求人例。現在の募集条件とは異なる場合があります)

(過去に掲載された未経験OKの経理求人例。現在の募集条件とは異なる場合があります)

経理専門の転職サイトで年収を見てみる

今すぐ転職しなくても、準備しておきたいこと

転職サイトで無料アカウントを作成し、

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年収や残業の有無など、希望する条件を入力しておくと、

希望に合う求人が掲載された際に、自動通知を受け取れます。

気になる求人があれば、ブックマークして保存しておきましょう。

日頃から求人情報を確認しておくことで、

「今の状況がつらくなったときには、転職も考えられる」

という選択肢を持つことができます。

希望する働き方に合う求人と出会うには、タイミングも関わります。

スマートフォンで求人情報を受け取れるようにしておくと、日常の中でも確認しやすくなります。

忙しくて今すぐ転職活動を始められない方も、

情報収集の準備として、無料登録を検討してみてください。

登録前には、利用の流れを確認しておきましょう。

管理人

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転職活動では、求人情報の探し方も大切にする

(転職活動では、情報の探し方や求人を探す場所も大切です)

 

転職活動で大切にしたいことの一つは、情報の探し方(求人を探す場所)です。

経理として無理なく働ける職場を探したい方は、

経理分野を扱う転職サイトも活用し、求人を探してみてください。

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ここで紹介している転職サイトは、無料で利用できます。

登録方法や必要な入力項目は、公式サイトで確認してください。

利用を続けない場合には、登録の解除や求人メールの配信停止という選択肢もあります。

利用を検討する際は、連絡方法や退会手続きも確認しておきましょう。

管理人

ただ、情報収集の大切さが分かっていても、

行動に移すタイミングには違いがあります。

  1. まずは登録を済ませ、情報収集を始める人
  2. 気になりながらも、準備を後回しにしている人

これは転職活動に限らず、日常生活でも起こることです。

役に立つと分かっていても、なかなか行動に移せないことがあります。

準備を後回しにしてしまうことは、ありませんか。

以前の私も、なかなか行動に移せずにいました。

(必要だと思いながらも、つい先延ばしにしていたのです)

管理人

私自身、厳しい労働環境の会社から、働きやすいと感じる会社へ転職しました。

その経験から、小さな行動が、状況を変えるきっかけになることを実感しました。

それ以来、準備を後回しにせず、できることから始めたいと考えるようになりました。

転職サイトへの登録も、情報収集を始めるための一歩です。

こうした小さな準備の積み重ねが、その後の選択肢につながります。

経理分野を扱う転職サイトで無料アカウントを作成し、

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希望する年収や残業の有無など、転職先に求める条件を入力しておきましょう。

希望条件を登録しておくと、

条件に合う求人が掲載された際に、スマートフォンで自動通知を受け取れます。

気になる求人があればブックマークして保存しておいてください。

日頃から届いた求人情報を確認しておくことで、

「いざとなったときの転職」という選択肢を持ちやすくなります。

今の仕事がつらくなったときには、転職も選べると考えられることは、日々の安心感にもつながります。

転職が必要になったときにも、保存しておいた求人を手がかりに、応募候補を検討しやすくなります。

経理という仕事を続けていくなら、給与だけでなく、働きやすさややりがいも大切にしたいところです。自分に合う職場を考える材料として、求人情報を活用してみてください。

まずは経理求人の検索機能を使い、

経理 求人一覧

希望する条件で求人を絞り込んでみましょう。

自分が希望する条件では、どのような求人があるのか。

実際の募集内容を見ることで、働き方の選択肢を具体的に考えやすくなります。

管理人

今すぐ転職活動を始められない方も、まずは情報収集から始めてみてください。

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