
(経理はホワイト職種って本当?)
- 経理はホワイト職種?
- ワークライフバランスの良い仕事って本当?
- ブラックな職場もある?求人の見分け方は?
- 未経験者が優良企業に入社する転活方法は?
経理という職種は、
事務系の職種の中ではホワイトな傾向が強いです。
専門知識(簿記)が必要なので
知識がある人は即戦力として大事にされますし、
お給料も事務系職種の中でも高い方ですね。
ただ、実際に職場によってはブラック的な状況になる
ことも少なくないので注意して下さい。
(どういう求人に応募するか?の絞り込みが重要)
特に、経理は繁忙期(決算前などの忙しい時期)と
閑散期(ひまな時期)の差が激しい仕事です。
ワークライフバランス重視で働きたい人は、
求人をチェックする時には要注意ですね。

以下、経理がホワイト職種になりやすい理由について解説するとともに、
平均年収や残業時間などの実態を紹介します。
これから未経験で経理への転職を検討している方は、
ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
「経理=ホワイト職種」になりやすい理由
経理がホワイト職種といわれることが多い理由としては、
↓以下のようなことが挙げられます。
1. 事務職として「中の上」程度の給料は稼げる
一般的に事務職は年収が低めと言われますね。
ただ、事務職の中でも経理は専門的な知識が必要なこともあって、
平均的に見て年収は低くはありません。
ある大手転職サイトに実際に登録されている求人の平均値を見ると、
経理の平均年収は、男女すべての世代を含めた平均値で503万円です。
↓また男女別、年代別に見た経理の平均年収は以下のようなデータがありますね。
- 男性:553万円
- 女性:421万円
- 20代:380万円
- 30代:494万円
- 40代:595万円
- 50代:682万円
↑この平均値どおりの年収推移ですと、
配偶者と子供一人を養っていくには充分な年収です。
3人家族の場合の生活費の月平均は都心部で33万円程度のため、
30代平均の年収でも賄える計算になります。
貯蓄の状況にもよりますが、子供を中学生から私立に行かせることも充分に可能です。
また、4人家族の場合でも子供ができる前にしっかりと貯蓄を作っておけば、生活が苦しいということにはならないでしょう。
贅沢ができる年収帯ではありませんが、
課長や部長などの役職まで昇進していけば、年収もグッと上がります。
2. いわゆる「つぶしがきく」仕事と言える
また、経理は非常につぶしのきく仕事と言えます。
経理は日本国内のどんな会社でも必ず行う業務で、ほとんどの会社には経理部または総務部があります。
しかも、経理は転職市場において経験者を優遇する傾向があるので、転職もしやすいです。
万が一職を失うようなことがあっても、その経験を次に活かしやすいのです。
3. ワークライフバランスが良い会社が多い
経理は基本的に職場内での仕事で、現場に出るようなことはほとんどありません。
業界によっては土日祝日もきっちりと休める会社が多く、ワークライフバランスが取れた職種です。
しかし、年中経理の求人を出しているような会社は離職率が高い=ワークライフバランスが悪い職場という見方ができるため、そんな会社は注意が必要です。
また、IPO準備中という会社の経理は働き方や社内のルールが目まぐるしく変動している可能性が高く、ワークライフバランスが悪い可能性が高いです。
こういった求人内容にも注意して会社を選べば、他の職種に比べてワークライフバランスが取れる仕事と言えるでしょう。
4. 基本的にずっと同じ仕事内容を担当する
経理は、商品企画のように常に新しいアイデアを出し続けたり、接客業のように目まぐるしく動くといった仕事ではありません。
基本的には「決算に向かって動く」ことを目的に、毎年・毎月同じ仕事内容の繰り返しです。
つまり、自分の仕事に対して腰を据えて勉強することができ、仕事内容にも大きな変動がないので精神的には楽と言えます。
突発的な仕事がないという点では仕事が組み立てやすく、ライフワークバランスの良さにも繋がってくるでしょう。
5. 毎年同じスケジュールで仕事が動いていく
経理の仕事は、大体毎月同じスケジュール感で動きます。
第〇営業日に月次決算が締まるというふうに決めている会社が多く、同じ日数で同じ仕事をこなしていきます。
決算時期などの繁忙期はあるものの、忙しい時期があらかじめ決まっているため、予定を立てやすい=ワークライフバランスが取れることにつながります。