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経理事務の仕事は激務なの?繁忙期は忙しい?

「経理事務の仕事に転職したいけど、激務かどうか心配…」こんな風に不安を感じている方も多いかもしれません。

経理事務に興味はあっても、未経験だと仕事内容や忙しさはイメージしにくいですよね。

激務かどうかは会社次第というところもありますが、入社当初に任される仕事や繁忙期はどの会社でもほぼ同じです。

また、プライベート重視で入社してみたら激務だった…と後悔しないために、事前にできる対策を知っておくことも大切です。

今回は、未経験から転職を目指す方向けに、経理事務の仕事で激務になるのはどんなときか?や、

入社前(転職活動時)にその会社の業務量を把握する方法について解説させていただきます。

経理事務の仕事は激務?入社当初はどんな仕事をするの?

まずは入社当初に担当する仕事内容を把握しておくことが大切です。

そのうえで、「繁忙期(一年の時期で磯貝次期)」がいつなのかを確認していきましょう。

入社当初に担当する仕事内容

未経験で入社する場合、まずは会計ソフトへの入力や入力内容の確認、領収書の整理など、比較的やさしい単純作業を任されることが多いです。

 

  1. 会計ソフトへの入力作業
  2. 領収書や請求書の整理、ファイリング

 

入社当初は、大きく分けるとこの2つが基本業務になることが多いでしょう。

この時期にしっかりと仕事に慣れておくことは大切なことです。

なぜかというと、会計ソフトの使い方や勘定科目名など、経理事務の仕事をするうえでの基礎知識を身につける必要があるからです。

つまり、入社当初に身につけた基本知識を応用して、より高度な仕事に取り組むようになるということですね。

たとえば、簿記試験で売上勘定はひとつですが、実務では売上の内容ごとに「〇〇売上」と複数の勘定を設定していることもあります。

このような試験と実務の違いや会計ソフトの使い方、領収書の整理の仕方など、本格的に仕事を任せてもらうには覚えなくてはならないことがたくさんあるんです。

ただ、最初のうちは任される仕事内容は比較的やさしいですし、先輩社員のサポートもあるので、入社当初は残業は少ないことがほとんどです。

繁忙期は忙しいが、通常期は定時で終われることも

経理事務の仕事の繁忙期は、ずばり「月末」と「決算期」です。

経理の仕事は基本的に毎月「試算表」という集計資料を作成し、年に一度その数字をもとに「決算書」を作るという形で一回りします。

 

  • 毎月の仕事:試算表を作るのがゴール
  • 年間の仕事:決算書を作るのがゴール

 

決算書は、税金の金額を計算するための資料になりますので、最も重要な書類ということになります。

締め切りに近いタイミングは繁忙期になる

経理の仕事は締め切りがあります。

決算の締め切りは年度末の日から2か月以内と法律で決まっています(税金の納付日がこのタイミングです)

さらに、毎月決まった日までに試算表を作成して役員などの経営陣に提出するのが社内ルールになっているケースが多いですね。

当然、締切日が近くなると業務量が多くなります。

この時期が「繁忙期」ということですね。

繁忙期にやる仕事は普段とどう違う?

繁忙期は入力する伝票量もかなり多くなりますし、決算期は通常業務に加えて決算整理や税務申告業務があります。

日常的に行ってきた会計ソフトへの入力内容を集計して、一つの資料(試算表や決算書)として完成させるという作業が繁忙期には集中的に行われるということですね。

この時期には残業になることも多く、休日出勤が必要になることもあります。

入社当初の仕事に慣れ、決算作業を任されるようになると繁忙期はかなり忙しくなるでしょう。

繁忙期以外はそれほど忙しくない

私は入社初年度はほとんど残業しませんでしたが、2年目で決算と税務申告を任されるようになってからは連日残業で、終電まで会社に残ることもよくありました。

ただ、繁忙期以外はそんなに忙しくありません。遅くまで残業することはなく、定時で仕事を終える日も多いです。

ざっくりいうと、月末付近の1週間ぐらいと、年度末の月は忙しくなりますが、それ以外は落ち着いた業務量であることが多いでしょう。

経理事務の仕事は、繁忙期はとても忙しく激務といえるかもしれませんが、いつが繁忙期なのか?は事前にわかるので、計画が立てやすいというメリットもありますね。

転職後に激務で消耗しないための対策

経理事務の仕事の流れはどの会社でもほぼ同じですが、激務かどうかは会社次第というところもあります。

同じお給料の金額なら、できるだけ激務でしんどい仕事より、スケジュールの立てやすい仕事に取り組みたいですよね。

(もちろん、しんどい仕事にはやりがいもあるという側面はあるのですが)

ここでは、転職後になって「こんなに激務なら入社しなかったのに…」とならないための対策について解説させていただきます。

面接で担当予定の仕事内容を確認する

激務かどうかを確認するには、採用面接時に入社後に担当予定の仕事内容についてしっかり確認しておくことが大切です。

経理スタッフというのは基本的に「欠員(退職者)の補充」という形で採用されますから、入社当初は近々退職する予定の人からの業務引継ぎという形で仕事がスタートすることがほとんどだと思います。

長年勤めていた人の仕事をそのまま引き継ぐことになりますから、経理未経験者の場合は入社後に激務でつらい思いをすることもあるかもしれません。

短い期間で引継ぎを受けるも、実際に仕事をやってみるとわからないことがたくさん出てきます。

しかし、前任者は退職してしまっているので相談できず、上司に聞いても「自分で調べてやって」と相手にしてもらえないと非常に苦しい思いをします。

面接だけですべてを把握するのは難しいかもしれませんが、任される仕事の背景やサポート体制などをできる限り確認しておくとよいでしょう。

転職エージェントに相談する

とはいえ、実際に入社する前に社内の雰囲気や引継ぎのされ方などをチェックするのは普通は不可能であることが多いでしょう。

入社前にこれらの情報(激務かどうかや残業の扱いなど)を確認する方法としては、転職エージェントに情報を探ってもらうのが良いです。

(転職エージェントにお金を払っているのは採用活動を行う企業側なので、私たち転職希望者は完全に無料で使うことができます)

転職エージェントは転職希望者と企業をつないてくれるサービスなので、企業の内部情報をたくさん持っているんです。

そのため、入社後のサポートがしっかりしている会社がいいなど、自分の希望条件を伝えると、その条件にマッチした企業を紹介してもらえるんですよ。

また、彼らは激務のブラック企業を紹介することで悪い評判が立つことを嫌うので、入念に会社の調査をしていることも安心材料です。

入社後になって「こんなはずじゃなかったのに…」となるのを避けたい方は、転職エージェント経由で求人を探すのをおすすめします。

経理事務の具体的な仕事内容ってどんなもの?

「経理事務って具体的にどんな仕事をするんだろう?」こんな疑問を抱えていませんか?

経理未経験の方は簿記を学んだことはあっても、実際にどんな仕事をするかはイメージしにくい部分がありますよね。

これから経理事務への転職を考えているのであれば、入社前に具体的な仕事内容についてある程度は理解しておいたほうがスムーズに仕事に入れますよ。

今回は、未経験から経理事務への転職を目指す方向けに、経理事務の具体的な仕事内容を説明させていただきます。

経理事務の通常業務

まず、経理事務の通常業務とはどんなものなのか?について知っておきましょう。

次で説明させていただく「通常業務」とは、会社によって多少の違いはあるものの、ほとんどの会社で経理が担当することになる仕事です。

仕訳伝票の入力、入金確認、支払、経費精算など

経理事務の日々の業務は、仕訳伝票の入力や得意先からの入金確認、仕入先への支払、社員の経費精算が中心です。

 

  • 仕訳伝票の入力
  • 入金確認
  • 支払(銀行振り込み)
  • 経費精算

 

入社当初は覚えることが多くてとまどうと思いますが、基本的に毎月同じ仕事内容の単純作業ですから、入社して2、3か月もたてば慣れてくると思いますよ(一度覚えてしまえば機械的に作業ができるようになります)

ただし、お金を扱うのでミスをしない正確さが求められますから、その点だけは注意しておきましょう。

管理会計、役員会資料作成

会社の業績を把握するための内部資料の作成にも携わります。

基本的には経営企画の仕事ですが、会社の規模によっては経理事務の管轄である可能性もあります。

経理が処理した数字をもとに経営企画が作成するので、取引内容の説明など、経営企画とのやりとりが多くなります。

ただし、こちらはある程度経験のある役職者や管理職が任される仕事です。

早くても入社してから2,3年ぐらいしてから担当する仕事になるでしょう。

決算書作成、税務申告

決算整理を行って決算書を作成したり、決算の数字をもとに税務申告を行うのも経理事務の仕事です。

決算書や税務申告書は会社の重要書類のため、通常業務をある程度経験したあとに少しずつ任されるようになります。

社長や役員から進捗状況の報告を求められる重要な業務ですが、会社の業績が把握できるので、やりがいや面白さを感じる人も多いでしょう。

私の場合は未経験から経理の仕事に転職後、2年目から少しずつ決算と税務申告を任されました。

この仕事では一般社員では知り得ない経営資料などを閲覧することもできましたから、責任の重さを感じつつも面白い仕事でしたよ。

会社外部への対応

経理事務の仕事は社内向けの仕事だけでなく、会社外部への対応もあります。

ここでいう会社外部というのは大きく分けて次の3つです。

 

  • ①金融機関(銀行)
  • ②税務調査を行う税務署や、会計監査を行う監査法人
  • ③通常の取引先

 

以下、順番に開設させていただきますね。

①金融機関への対応

経理事務の仕事において、金融機関への対応はとても重要です。

多くの会社は取引銀行からの融資(つまり借金)で事業を行っています。

銀行から借りてきたお金をいろんな事業に投資して利益を出し、その利益の中から借りたお金を返済していく…という形で会社が動いているということですね。

お金を貸す側の金融機関としては、その企業がきちんとお金を返してくれるか?を常に気にかけています。

そのため、お金を借りている金融機関には定期的に業績の説明をしたり、求められる資料があれば作成して提出する必要があるんです。

この資料というのが経理で作成する試算表や、決算書というわけです。

担当営業員との関係を良好に保ち、継続して融資してもらえるようにするのが経理事務の役割です。

②税務調査や会計監査への対応

会社には定期的に国税局や税務署の職員が税務調査が入ります。

税金の金額というのは経理が作成する決算書をベースにして計算しますから、当然こういった調査に対して対応するのは経理の仕事ということになります。

税務調査って具体的にはどんなことをするの?

具体的には、税務署の職員が会社の事業所に「決算のベースになっている資料を確認させてください」という形で訪問してきますので、求められた請求書や領収書などの資料を提出しなくてなりません。

もちろん、税務調査の結果として経理処理の間違いなどが発覚すれば経理の責任ということにもなりかねませんから、経理スタッフにとって税務調査というのは緊張する瞬間です。

会計監査への対応

また、上場企業などの大きな会社は、決算時に監査法人の会計監査が必要です。

会計監査というのは簡単にいうと、経理の作成した決算書がきちんと法律のルールに従って作られているかどうかをチェックする作業のことですね。

「粉飾決算」という言葉をニュースで聞くこともあるかと思いますが、これは会計監査の結果、本来よりも会社の業績を良く見せていたようなケースが該当します。

粉飾決算は悪質な場合には犯罪として処罰される(処罰されるのは会社です)こともありますから、会計監査に対応する経理は責任重大ということになります。

税務調査や会計監査は経理にとってビッグイベント

税務調査、会計監査いずれも社長や役員とのやりとりが多くなり、大きなプレッシャーを感じる仕事です。

税務調査は数年に一度、会計監査は1年に1度行われるビッグイベントともいえるでしょう。

しかし、これらの業務への対応というのは、まさしく経理じゃないとできない仕事です。

経理事務の仕事の醍醐味でもあるとともに、税務調査や会計監査を過去に経験したことがある人は、転職活動でも評価が高くなります。

これらの仕事への対応を任せてもらえるチャンスがあれば、ぜひチャレンジしてみましょう。

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③取引先との関係

会社は会社外部の取引先からものを買ったり(仕入れ)、お客さんの企業にものを売ったり(売上)といった活動をして成り立っています。

経理はこの会社の活動を会計数字で把握して、最終的に決算書という形で資料を作成するのが仕事です。

また、売り上げを上げたお客さんに対しては請求書を発行してお金を振り込んでもらう他、仕入れをした相手企業からは請求書を受け取って振り込みなどの作業を行うのも経理の仕事です。

経理の仕事というと会社の中でパソコンとにらめっこをしている仕事…というイメージがある方もおられるかもしれませんが、会社外部の取引先との電話でのやり取りなども意外に多いんですよ。

まとめ

ブラック企業や長時間労働が社会問題化していることから、転職先が激務かはとても気になるところだと思います。

経理事務が未経験だと仕事内容はイメージできないかもしれませんが、激務かどうかを見抜くポイントや対策はあります。

経理事務の仕事は幅広く、知識や経験があれば任せてもらえる仕事も収入も増えていきます。

まずは日々の業務を確実に行えるようになることが大切です。

並行して簿記や税務の勉強をすると、知識と実務がつながって、業務への理解も深まるでしょう。

経理事務はプレッシャーもありますが、やりがいも大きい仕事です。

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