経理転職の体験談

上場企業経理は激務できつい?仕事内容や必要スキルを中小企業と比較

  • 上場企業の経理はきつい?
  • 中小企業経理よりもしんどい?
  • 仕事は激務?年収はどう?

この記事では、上場企業経理の仕事内容を紹介します。

中小企業の経理とは働き方がどう違うのか?

気になる方は参考にしてみて下さいね。

この記事を書いた人

上場企業の経理職として8年間勤務後、ワークライフバランスを求めて外資企業の経理に転職。
係長として経理の現場仕事/新人さん教育などをやってます。

上場企業経理はきつい?中小企業経理との違いを比較

上場企業 経理 きつい

(上場企業経理の仕事はきつい?)

 

上場企業経理と中小企業経理を比較した場合に、

ここはきつい!と感じるのはこんな場面です。

1. 求められる会計知識が高度

経理の仕事ってシンプルにいえば「利益を計算し、税金を計算すること」ですよね。

中小企業ではこの税金計算さえきちんとできれば基本OKなのですが、

上場企業ではこれにプラスして株主への開示資料を作る業務があります。

上場企業というのはその名の通り証券取引所に上場している会社ですから、

投資家である株主に対して財務情報の開示義務が義務付けられているのです。

↓一例ですが、情報開示のためには以下のような財務資料を作成する義務があります。

  • 有価証券報告書
  • 四半期報告書
  • 決算短信

特に有価証券報告書は、100ページ以上になります。

また、情報開示をするための締切も課せられています。

これらの財務資料は公認会計士(監査法人)のチェックを受けた上で、

株主総会などにも提出されます。

膨大な資料を作成するなかでも、綿密な確認作業が必要となります。

この業務と並行して通常の業務や監査法人の対応、

社内でのプロジェクトなどもこなさなければなりません。

自然と業務は激務となっていきます。

私も月平均70~80時間の残業、

酷い月は100時間を超える残業を経験したことがあります。

体験談投稿者

なお、現在はリモート勤務なども活用して残業はずいぶん減りましたね。

ブラック企業の過労問題に対して社会の目がとても厳しくなっていますから、

上場企業では働き方改革がどんどん進んでいます。

このあたりの社会の変化への対応は、

中小企業よりも上場企業の方が敏感な感じがしています。

あと、社員の能力に応じて、忙しい社員とそうでない社員がいるのも実際のところです。

日常業務のみ担当している社員は、定時に退社できる日も多いです。

ただし、日常業務だけ担当しても昇進できる可能性は低くなります。

2. 仕事のルールをしっかり守る必要がある

上場企業経理は中小企業に比べ、

会社の指示を守ることがより求められます。

上場企業は従業員数が数千人以上にもなる大きな組織ですから、

ひとりひとりのスタッフがルールを守らないとやっていけません。

自分で納得できないことがあったとしても、

その命令を受け止め遂行する気概が必要です。

この点、中小企業の経理ではある程度のフリーハンドが認められることが多いですね。

経理の管理職レベルになれば、かなり自由度高く働くことができるでしょう。

3. 専門分野のスペシャリストとして働くことになる

上場企業経理は専門分野のスペシャリストを目指す働き方になります。

悪く言えば「組織の歯車」のような感じですが、

それぞれの担当分野では非常に高い会計スキルを身につけることが可能になります。

(この点、中小企業の経理では「組織の全体像をみて働く」的な働き方になるでしょう)

税金計算、固定資産などの専門性が高い仕事は、1人前になるまで数年間必要です。

企業が大きいほど取り扱うデータが莫大となり、

それに伴い守らなければならない税法や会計ルールも複雑になります。

1つでも上場企業経理での専門分野を極められれば、

非常に高い転職価値が得られます。

ちなみに私は上場企業経理時代は税金計算の部門にいました。

仕事は大変ハードですが、

この経験があったので現在の職場(外資経理)に転職できました。

体験談投稿者

上場企業経理への転職は、

経理としてのキャリアアップを目指したい方にとてもおすすめです。

上場企業経理に転職するために必要なスキルは?

上場企業経理への転職を成功させるにはどうしたらいいでしょうか。

必要なスキルは、転職時の年齢により変わると思います。

  • 20代前半までの人(第二新卒)
  • 20代後半以降の人(経験者採用)

↑この2つの枠で採用が行われることが多いですね。

それぞれ採用条件が異なります。

体験談投稿者

20代前半までの人(第二新卒など)

まず、20代前半までの方(第二新卒など)であれば、

基本的にポテンシャル採用になるでしょう。

ポテンシャル採用とは、実務経験よりも性格や将来的なのびしろを考慮して採用可否を判断するやり方のことですね。

上場企業 経理 きつい

(未経験むけの上場企業経理求人の例)

 

↑このようにこれまでの実務経験は基本的に問われませんから、

経理としてキャリアアップしたい意欲をしっかりアピールすれば、

上場企業経理でも採用される可能性があります。

その熱意をアピールするために、

日商簿記検定2級以上を持っておくと良いかもしれませんね。

>>上場企業経理の求人(未経験OK)を見てみる

20代後半以降の人の場合

一方で、20代後半以上の人になると、

即戦力や管理職候補として採用するケースとなる場合が多いです。

↓そのため、以下のような業務経験が必要になるでしょう。

  • 事業会社の経理経験3年程度
  • 決算〜税金計算までひととおり関わった経験があること
  • 顧問税理士への対応経験
  • 給与計算や固定資産管理など付随業務の経験
上場企業 経理 きつい

(実務経験者むけの上場企業経理求人の例)

 

ただ、中小企業の経験だとレベルが追いつかないかも…と

不安に思われる方もいるかもしれませんが、基本的に大丈夫です。

上場企業の経理でも、経理の業務内容の根幹部分は大きく変わりません。

中小企業経理で経験していない業務内容については、

入社後に仕事を通じて勉強していけばOKとされることが多いでしょう。

>>上場企業経理の求人(経験者むけ)を見てみる

上場企業の年収は魅力的

上場企業経理の待遇は、中小企業経理に比べて魅力的です。

未経験採用なら年収400万円〜が相場でしょう。

家賃補助などの福利厚生も充実している会社が多いですね。

実務経験5年程度までに年収600万円は狙えると思います。

子会社から出向してきていた社員と、

同じ仕事をしているのにもらえるボーナスの金額が

約2倍違うことを知ったことがありました…。

体験談投稿者

上場企業経理の仕事はきついですが、

充実した年収や福利厚生を得られるのでリターンも多いと言えます。

さらに、上場企業の経理として得た実務経験は、

将来的に転職が必要になった場合にも有利です。

経理としてのキャリアアップを目指す意欲的な方には、

ぜひ上場企業経理への転職にチャレンジしていただきたいですね。

Sponsored Links

-経理転職の体験談

© 2022 経理転職のQ&A